トラウマを負った人の特徴としては、「関係念慮(被害関係念慮、妄想)」があります。 「関係念慮」とは、本来自分に関係のないことが関係あると思えたり、することです。特に、対人関係で生じることが多く、だれかが、自分のことを悪く言っている、貶めようとしている、ととらえてしまうことです。 程度が重くなれば、「妄想」となります。 実は、「関係念慮(妄想)」は特殊なことではなく、日常の中で誰でも経験しています。 芸人のネタではありませんが、「もしかしてあの人は、私のこと好きで誘っているんじゃないの??」といったことから、「この仕事で成功したら、役員に目をかけてもらえるかも?」といったことまで、いろいろな想像を普段からしているものです。 人間の意識は同心円でグラデーションのようになっていって、現実-想像-妄想 と距離が遠くなると、怪しくなっていくものです。 さらに、人間の頭には邪念というものが渦巻いていま