2015年12月2日、日韓W杯で活躍したサッカー日本代表選手がまたひとり現役を退いた。彼の名前は鈴木隆行。W杯のベルギー戦で決めた劇的な同点ゴールを覚えている人も多いことだろう。 なにせ相手は欧州の強豪。先制され、やはり世界の壁は厚いのか……嫌な雰囲気に包まれた中、彼のゴールは日本に光をもたらし、W杯初の勝ち点「1」を手にすることになったからだ。 そんな歴史を変えた彼の引退は時の流れを感じずにいられないが、ネット上で「師匠」の愛称で親しまれていたことを皆さんはご存知だろうか。おそらく知らない人も多いと思うので、なぜ「師匠」なのかご説明したい。 ・ネット上の「師匠」とは 師匠。読んでその字のごとく、師弟関係の師を表す言葉だ。しかし、ネット上での「師匠」は少しばかり意味合いが違う。試合に出続けているにもかかわらず、ゴールを決めることができないストライカーを指す。 鈴木選手が「師匠」と呼ばれ始め