西日本鉄道(西鉄)は言うまでもなく鉄道会社だが、もはやバス会社としての方が有名だ。しかし子会社にはバス会社だけでなく鉄道会社もある。筑豊電気鉄道(筑豊電鉄)がそれだ。そしてその終点である筑豊直方駅は、JR直方駅とは離れているのでバスの便があるが、それはなぜで、そしてどんな様子なのか、を歴史を振り返りながら見ていきたい。 文/写真:古川智規(バスマガジン編集部) (詳細写真は記事末尾の画像ギャラリーからご覧ください) ■実は筑豊地方はあまり通らない? 筑豊電鉄は北九州市八幡西区の黒崎駅前駅から直方市の筑豊直方駅までの16kmを走る。かつては西鉄北九州線(路面電車)と相互乗り入れをしていたことから、現在でも低床の路面電車タイプの連接車が用いられる。筑豊と名乗るが、筑豊地方である直方市を通過するのは全21駅中3駅のみだ。 黒崎駅前駅からは北九州市八幡西区を走り、途中で同社の本社所在地である中間市
![筑鉄直方バス停から見る筑豊の交通は鉄道との相関関係が複雑すぎる!? - バス総合情報誌「バスマガジン」公式WEBサイト](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/ca6cef4371132ec3a8c2aabad44cffd8d320f66a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimg.bestcarweb.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2Fsites%2F3%2F2023%2F03%2F15163144%2Fcropped-chikutetsu_IMG20230309103901_R.jpg)