カジノを含む「統合型リゾート施設(IR)」整備推進法案(カジノ解禁法案)が十三日、参院内閣委員会で可決され、成立する見通しとなった。米国ラスベガスの大手カジノホテルで十年間勤務し、現在もカジノ関連のコンサルティング会社を経営する後藤丙午(へいご)さん(50)は世界中のカジノを見てきた経験から「カジノをするために日本を訪れる外国人はいない」と話す。 (飯田孝幸) 後藤さんはカジノ解禁時に参入を検討している業者などを対象に講演し、ラスベガスを視察した日本の政治家の通訳などを務めたりしたこともある。そこで聞かれるのは中国の富裕層に対する期待だ。