なぜ、執刀医の「暴走」を止められなかったのか。当時の医学部長は責任頬かむり。次期学長を狙うおぞましさ。 -- 群馬大学医学部附属病院の外科医が18人もの患者を手術死させた事件が発覚してから1年7カ月。第三者による医療事故調査委員会(委員長=上田裕一奈良県総合医療センター総長)の最終報告書が近々まとまりそうだ。群大病院では、須納瀬豊・第2外科助教(当時)による腹腔鏡手術を受けた患者8人が術後4カ月以内に死亡、開腹手術の患者も09年以降に10人死亡した。肝臓の腹腔鏡手術は高度な技術が求められ、その実施には院内の倫理審査、患者が死亡した時には医療安全部門への報告義務があるが、いずれも行われなかった。インフォームド・コンセントも極めて不十分だった。 なぜ、群大は須納瀬氏の「暴走」を止められなかったのか。医療事故調は、須納瀬氏のケースだけでなく、第1、第2外科が行った消化器外科手術の死亡64例
衝突・軋轢を求めている人はいません。誰だって、波風の立たない恵まれた職場環境で働きたいと願っています。しかし、波風の立たない組織は、すでに根っこから腐り始めている。特に、ゼロイチを生み出すためには、最も不適な環境と言ってもいいでしょう。そんな組織にしないためには、どうすればいいのか? トヨタとソフトバンクで世間が注目する「ゼロイチ」のプロジェクトで結果を出してきた、Pepper元開発リーダー・林要さんは、自ら「場を乱すナマズになろう」と考えてきたといいます。どういうことか? その真意を、著作『ゼロイチ』から抜粋してご紹介します。 ● なぜ、ヴェルサイユの鯉はブクブクに太ってしまったか? F1でドイツに赴任していたころに、面白い話を聞いたことがあります。 ヴェルサイユ宮殿の鯉の話です。 昔、ヴェルサイユ宮殿の庭の池には、美しい鯉がたくさん泳いでいました。そして、貴族たちは、優雅に泳
ある時から村に刻まれていた歴史が止まり、放置されたままになっている廃村。そのどこか中二病心をくすぐられる響きと、実際に足を踏み入れてわかる独特の佇まいは、マニアを生み出すほどの魅力を持っている。 ⇒【写真レポ】田浦駅からスタート 廃村と聞くと、人口が少ない地方にあるイメージだが、実は東京駅から1時間ほどの場所にも存在していたのをご存知だろうか。本記事はその「都心から一番近い廃村」の様子をレポートする。 ◆駅から見える海上自衛隊の基地 東京駅からJR横須賀線で約1時間。横須賀駅からほど近い田浦という場所にその廃村はある。駅周辺は山に囲まれ閑散としているが、少し歩くと昔ながらの商店街や海上自衛隊の学校があり、自然と人工物が混在した風景が広がっている。 ※Google Map 35.293186, 139.627353 そして駅から盛福寺というお寺を目指し15分ほど歩くと、京急本線とJ
5月3日は憲法記念日。自民党憲法改正推進本部長代理の古屋圭司衆議院議員を招き、憲法改正について聞いた。 安倍政権にとって、憲法改正は大事なテーマだ。どのようなテーマで改正を進めていこうとしているのかと細川氏が問うと、古屋氏は、「憲法とは、それぞれの考えによってどこを変えるべきか大きく変わる。一本化することは無理。初めての改正なので、皆が納得できるところを変えることが必要だと思う。」と述べ、まず大きなイシューである9条に手をつけるよりも、国民が納得しやすい部分を改正し、今後の改正の道筋を作っていく考えを示した。 具体的には、「危機管理条項の新設から始めるのが、国民からの理解を得られやすいと思う。」と述べた。危機管理条項については、細川氏も「知れば知るほど国民も納得できるし、本来国民の望む条項ではないのか。」と同意を示した。 現行法では、5つの法律によって、緊急事態になったときに緊急措置や
2014年、文科省は“世界の大学ランキングトップ100入り”などを目的とした、37校のスーパーグローバル大学(SGU)を選定した。SGUがスタートした14年時は、東大が23位、京大が59位とそれぞれトップ100に入っていたが、翌15年には東大43位、京大88位と順位は大幅に下落。新たにランキング入りした大学もなく、SGU制度が始まってから、日本の大学は国際的な評価を低下させてしまったことになる。 *** 一体なぜ、グローバル化を目指しながら、グローバルな評価を落とすという不可思議な事態に陥っているのか。その要因のひとつとして「英語」が挙げられる。 SGUの選定にあたっては、英語での授業数や外国人教員の数を増やすことが求められるのだが、それによって、現場ではこんなことが語られているのだった。 「そう簡単に外国から優秀な人材を連れてくることはできません。そこで『抜け道』が用意されていま
ダイエットに関心のある方は、寝る3時間前に夕食を済ませよというアドバイスを耳にしたことがあるだろう。この指摘は、古今東西の俚諺にもあるうえ、医学的根拠もあると順天堂大学医学部の小林弘幸教授は話す。 「食べた後、横になって食休みをするのはいいのですが、そのまますぐに寝てしまうと、食べたものが脂肪として吸収されやすくなりますし、胃腸に負担をかけてしまいます。酒席の後の締めのラーメンや、深夜残業中にコンビニ弁当で拵えというのは、健康には良くありません。 また、食べてから、すぐに寝るのが良くない理由には、自律神経の働きも関わります。昼食後に眠くならない方法の記事でお話したとおり、食事を始めると咀嚼や刺激などで交感神経が上がります。そして少し遅れて胃腸が働き出し、副交感神経が高くなり始めます。 昼間ならまだしも、寝る前に交感神経が上がるようなことをすると、睡眠の質が下がってしまうのです。夕食は
夏の参院選は「自民、公明の与党vs野党共闘」という構図が鮮明になってきた。先の北海道5区補選で野党統一候補が善戦した結果を受けた形だ。さて、そうなると「政権交代可能な野党」という民進党のスローガンはどうなるのか。 5区補選は、自民党公認で公明党と日本のこころを大切にする党が推薦した和田義明氏が当選した。負けた池田真紀氏は無所属で立候補し、民進党と共産党、社民党と生活の党と山本太郎となかまたちが推薦した。 和田氏の13万5842票に対して池田氏は12万3517票と迫り、その差はわずか1万2325票だった。負けはしたものの大健闘に勢いを得たのか、野党は参院選でも野党共闘を進める構えを示している。 4月27日付けの読売新聞によれば「32ある1人区のうち23選挙区で野党候補の一本化のメドがつきつつある」という。今夏の参院選だけでなく、将来の衆院選でも野党共闘を目指す動きが加速しそうだ。 5
1年前、栃木県で発生した母親2人の連続自殺事件以来、注目を浴びるようになったママ友いじめ。大の大人で、しかも母親という立場の人間らが、「いじめ」という幼稚な行為をすることに衝撃を受ける。女同士の閉鎖的で排他的なコミュニティの実態を取材した。 ● 1年前の事件調査で分かった 陰湿な「ママ友いじめ」の実態とは 2015年4月16日、そして23日に栃木県佐野市の私立小学校に通う児童の母親が相次いで自殺した。その後、遺族などの証言から、子どもたちが学校で物を隠されるなどのいじめを受けて不登校になり、2人の母親は他の母親に相談したり、いじめた児童の母親に直接「いじめないで」とお願いするなどしているうちに、母親たちの間で孤立。仲間はずれになっていたことが明らかになった。 2人の死後、学校や佐野市の教育委員会は独自に調査を行い、LINE上のトークルームで陰口を言われていたなど、嫌がらせを受けていた
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