天皇陛下の「おことば」を否定する安倍政権 安倍政権は天皇陛下の生前退位(譲位)について、今の天皇陛下に限って退位を認める特例法の制定を目論んでいます。彼らには天皇陛下の「おことば」を尊重しようという姿勢が全くありません。 それは、政府の設置した有識者会議の名前が「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」となっていることからも明らかです。天皇陛下は「天皇の高齢化に伴う対処の仕方が、国事行為や、その象徴としての行為を限りなく縮小していくことには、無理があろうと思われます」とおっしゃっているわけですから、これは天皇陛下への当てつけとさえ言えます。 しかし、その有識者会議からも特例法制定について否定的な意見が噴出しています。安倍政権は直ちに態度を改め、天皇陛下の「おことば」を真剣に受け止めるべきです。 ここでは、弊誌12月号に掲載した、毎日新聞編集委員の伊藤智永氏のインタビューを紹介したいと思い