昨年12月12日、シュバーベン地区の地下鉄Münchner Freiheit駅の広場にて、当駅の北側に延びる「トラム23」の開通式典が行われました。地下鉄のホームも鮮やかな色彩に改装され、駅の通路では式典のパンフレットを配る若い女性の姿がみられました。また、周辺の通りにある古い建物もこの日に合わせて外壁の改修・清掃がなされ、近くのカフェや商店も便乗し、店員が広告やサンプル商品を手に会場を行き来していました。トラムの開通式とあって、子ども連れの訪問者が多いのかと思いきや、目立ったのは年配の方々。雪がちらつく中、人々は花で飾られた市電と一緒に写真を撮ったり、市長のスピーチに聞き入ったりしていました。 10時からミュンヘンのウデ市長、ミュンヘン交通局(MVG)のケーニッヒ局長による挨拶の後、開通のテープカット。続いて12時からは無料招待乗車が行われ、当日夕方までに2万7000人の乗客が訪れたそう