2006年に放送されたテレビアニメ『怪 〜ayakashi〜』内の一篇「化猫」が大きな反響を呼び、スピンアウトとなる『モノノ怪』を監督[注 1]。その後は人気演出家のひとりになる[3][4]。 作中で扱うテーマは社会派から日常系までと幅広く、色鮮やかな画面と斬新な解釈で独自の世界観を構築する[4]。監督としては、自分が作りたいものを押し進めるよりも、オーダーを聞いて、作品を作っていくタイプ[5]。オーダーにあわせて作品をデザインし、その題材を徹底的に取材して自分なりの制作システムで作っていく[5]。 少年時代に富野由悠季の『無敵超人ザンボット3』と宮崎駿の『天空の城ラピュタ』に衝撃を受ける[3][4]。 細田守の知的でロジカルなアニメの作り方や編集でどんどん切って無駄を徹底的に排する引き算の演出と、さとうけいいちの感覚的でアイデアが降りてきたらどんどん取り入れていく足し算の演出の両方の影響