雇用保険の基本知識 失業手当について語る前に、そもそも失業手当の大本にある雇用保険について簡単に説明します。 雇用保険は、雇用保険法に基づく労働者の失業した場合や、失業後に職業訓練を受ける場合のセーフティーネットしての社会保険です。 雇用保険に似た社会保険として、労災保険というものがありますが、これは就業中の事故や災害に巻き込まれたときに補償するためのものです。なお、この労災保険と雇用保険をまとめて、労働保険と呼びます。 もちろん、社会保険なので毎月、雇用保険料を支払います。計算式は以下の通りです。 平成30年の雇用保険料率が労使負担で0.9%であり、内訳が事業主が0.6%であり、労働者が0.3%となっています。よって、年収400万円の労働者の場合は、年間の労働者が払う雇用保険料は12,000円です。 そんな雇用保険の一番の魅力は、会社を退職したあとにもらえる「失業手当」です。細かい説明は