米航空宇宙局(NASA)が、新しい宇宙地図を公開した。広域赤外線探査衛星『WISE』のデータをもとに作成されたもので、未観測だった多くの恒星や銀河、小惑星を捉えている。 米航空宇宙局(NASA)が、新しい宇宙地図を公開した。5億6,000万個を超える恒星や銀河、小惑星を捉えた地図であり、その多くはこれまで観測されていなかったものだ。 1万8,000枚以上の画像からなる宇宙地図は、NASAの広域赤外線探査衛星『WISE』(Wide-field Infrared Survey Explorer)によって可能になったものだ。2009年12月14日に打ち上げられたWISEは、赤外線帯の4つの波長を利用して全天を探査し、普通ならぼやけて確認できない天体を捕捉することに成功した。 WISEはその探査ミッションを通して、270万枚を超える画像と15兆バイトのデータを収集した[WISEは2011年2月17