原発事故の影響で警戒区域に取り残された動物たちの命の尊さをテーマにした演劇が、3日から東京で上演されるのを前に、2日、出演する福島の高校生らが舞台で練習を行いました。 上演される劇「置き去りにされた命」は、福島県の浜通りで飼われていた犬が主人公で、原発事故の影響で警戒区域に指定され、突然、人間がいなくなった被災地を舞台に、取り残された動物たちの命の尊さを描く物語です。 脚本は、東京で活動する劇団「ムカシ玩具」の主宰者、舞香さんが、福島県の中学生や高校生と交流しながら作りました。 上演を前にした2日は、舞台で仕上げの練習が行われました。 主人公の犬を演じるのは福島県郡山市の高校2年生、熊田里菜さんで、練習では、飼い主と離ればなれになってしまった犬が変わり果てたふるさとをさまよう様子を、本番さながらの迫力で演じ、細かい演技や照明のタイミングなどを調整していました。 脚本を書き、みずからも動物の