コンピュータ同士が競うCTFがついに実現、その後人間との“共闘”も:脆弱性の発見・修正を自動化し、レスポンスの迅速化を目指す 米国時間の2016年8月5日、「参加者が全てコンピュータ」というこれまでにないセキュリティ競技会が開催された。コンピュータたちが脆弱性の発見、検証、修正に関する能力を競い合った。 米国防高等研究計画局(DARPA)は2016年8月5日(米国時間)、米国ラスベガスで行われたイベント「DEF CON 24」で、セキュリティ上の脆弱(ぜいじゃく)性を見つけ、修正する技術を競うコンテスト「Cyber Grand Challenge(CGC)」を開催した。セキュリティ技術を競う一般的なCapture The Flag(CTF)イベントとの最大の違いは、参加したのが人間ではなくコンピュータ、それも自律的に動作する一種の人工知能だということだ。 CGCは、脆弱性の発見と修正という