前回のコラムでは、「Attention(注意)」「Interest(興味)」「Search(検索)」「Action(購買)」「Share(情報共有)」の五つのステップからなる消費行動モデル「AISAS」を、単純な時間軸の流れとして見るのではなく、自社の製品やサービスの潜在的な見込み顧客のレイヤーとしてピラミッドで見るべきという話を紹介しました。 AISASをピラミッドで見た場合、重要になるのがピラミッドの頂点にあるShare(情報共有)の部分です。 通常のマーケティングのプロセスでいえば、当然、ゴールとなるのはAction(購買)です。製品さえ買ってもらえれば、マーケティングとしての目的は達成しているわけで、それ以上を顧客に期待するのは難しいでしょう。 ただ、ネット上のクチコミの広がりを期待するのであれば、そのAction(購買)よりもさらに重要になるのが、最後のステップであるShare(