「植物は動物のようにしゃべることはできないが、センサーを通して植物の声は聴ける」 スマートフォンの登場でパーツなどが安価になり、さまざまなハードウェアガジェットが生まれやすくなっているのと同様に、農業にも手軽なセンシングによる”育て方の進化”が起こっている。 「日本のワイン産業は注目を集めているが、もっといいワインを造るためにさらなる原料品質の向上が必要」だと語るのは、Kisvin Sience(キスヴィンサイエンス)でCOO/CTOを務める西岡一洋氏。11月27日に開催された「集まれ!IoT/ハードウェアスタートアップ by SORACOM」でのライトニングトークで、ワイン作りに役立つIoT技術の研究開発について説明してくれた。 Kisvin Sienceは2015年5月に登記をしたばかりの山梨のワイナリーと協業関係を持つ東大発の農業ベンチャー。東大で農学研究を行っている西岡氏は、都内と