_ 日銀日記読了 通勤中にぽつぽつ読んでいた岩田規久男の日銀日記を読了。 ここ数年のお金の動きが手に取るようにわかるという点でおもしろかったし、困難に知力で立ち向かう点が感動的で大いに力づけられる。 今の日本の政治と経済、これらが世界や世代や(ある意味)文化とどうかかわるかといった多角的な意味からもすさまじくおもしろい。 最初はとにかく日銀が2%にコミットするという点に集中される。就任前から安倍がデフレ対策をすると明言したことが好感されて円安株高へ向かいつつあるためにシナリオ通りの動きに見える。 ここで、内閣(安倍自民党)-官僚(財務省)-日銀が基本的には節度を守ってお互いの領分でそれぞれの政治を行うということが明示される。相当驚いた。内閣と官僚は不可分かと思っていたし(が、考えてみたら民主党政権時にむしろ平然と敵対することがあるということもわかっていたな)、日銀-金融庁-財務省というのは