「正しいことをしたかったら、偉くなれ」 あるドラマの名セリフですね。この言葉、私もビジネスをしていて苦しいことにぶち当たると、よく思い出す言葉です。これをビジネスの文脈に直すと、「正しいことをしたかったら、利益を出しなさい」という言葉になるのかもしれません。 先日、東京・世田谷区北沢にある書店「B&B」で、この書店を2年前に立ち上げた共同代表者の内沼晋太郎さんと対談をしたときに、ふっと頭に浮かんだ言葉が、この言葉です。 この内沼さんとの対談は、以前、ご紹介した東京・代官山蔦屋書店の取り組みを知って生まれた疑問が発端です。 全国で1日1店舗ずつ潰れていると言われている書店業界にあって、代官山蔦屋書店は新しいビジネスモデルを作っています。しかしながら、記事の掲載後、読者の方からいただいのが、「これは大きな書店だからできることですよね」という意見。おカネがある大きな書店はできるかもしれないけれど