出会い系サイト「Freely」の運営会社が管理する操作履歴画面のコピー。ポイントの「抜き」を示す「ポイント操作」が繰り返されている 携帯電話の出会い系サイトの運営会社が、会員がサイトを利用するために事前に購入したポイントを勝手に減らす手口で、利益を水増ししていたことが内部資料や関係者の証言でわかった。こうした手口は「抜き」と呼ばれ、少なくとも8社が半年間で計数億円の利益を水増ししていた疑いがあるという。捜査当局は、詐欺の疑いがあるとみて関係者から事情を聴いている。 サイト運営会社の内部資料や複数の運営会社幹部らによると、「抜き」があったのはいずれも、ポイントを事前に購入するプリペイド方式のサイト。会員はコンビニで入金したり、携帯電話の画面上でクレジット決済したりする方法で1ポイントあたり10円で購入。サイトを利用すると、操作ごとに決められたポイント数が減っていく仕組みだ。 「抜き