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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/FUKAMACHI (60)

  • 2011年02月09日のツイート - 深町秋生の序二段日記

    uguisyu
    uguisyu 2011/02/09
  • 圧倒的なスラム力「太陽の墓場」 - 深町秋生の序二段日記

    いやあ……暑い。 あんまり暑いものだから、わあわあと怒鳴る男たちをやたら超どアップに撮る「龍馬伝」を最近はめっきり見なくなったのだけれど、先日暑苦しいことこのうえない強烈な一を見た。昭和35年の大島渚の映画「太陽の墓場」である。 暑苦しいうえに臭うというか……汗や血や体臭、それに大阪釜ヶ崎の夏の土埃。昭和30年代の、現役バリバリのスラム街の濃厚な気配が伝わる刺激的な一だった。映画ライターの真魚八重子さんが、ツイッターでこの作品に関する感想をつぶやいてらっしゃった。「なに、釜ヶ崎のスラム? そうと聞いたら黙っとられへん!」というわけで、速攻でDVDを購入して見た。 管理売春に励む若き愚連隊集団や、売血をシノギとする反共主義者(口癖は「ソ連がもうすぐ攻めてくる」)の元軍人、小汚い日雇い人夫がぎょうさん暮らす大阪のスラム街で、寄せ場のまとめ役の娘である花子が、肉系の元軍人や愚連隊とつるんで

    圧倒的なスラム力「太陽の墓場」 - 深町秋生の序二段日記
    uguisyu
    uguisyu 2010/09/04
  • アナーキーな自警団「サマーウォーズ」 - 深町秋生の序二段日記

    日テレで話題のアニメ『サマーウォーズ』を見た。 かなりネットで大評判になった作品であって、いまさらなにを言っても周回遅れ感がつきまとうだろうが、感想を書いておく。テレビ版はかなりカットした部分も多いらしく、とんちんかんな指摘になるかもしれないが。 演出や派手なCGには目を見張ったが、シナリオに欠陥があるのか、思想が受け入れがたいからか、この世界にうまく入り込めなかった。 数学オタクの高校生、小磯健二は数学オリンピック日本代表の座をあと一歩で逃し、しょっぱい夏休みをすごしていたが、マドンナの夏希先輩からバイトを持ちかけられ、一緒に彼女の故郷である長野まで旅行する。なんと婚約者のフリをしてくれとの驚きの依頼で、彼女の実家に行ってみると、そこには何世帯もの大家族が待っているのだった。90歳にもなる夏希の曾祖母で陣内家の当主に挨拶をするが、おりしも仮想空間“OZ”のパスワードを解いてしまったことか

    アナーキーな自警団「サマーウォーズ」 - 深町秋生の序二段日記
    uguisyu
    uguisyu 2010/08/13
    セカイ系の流れなのでネルフみたいなものだと割り切って見た方がいいと思う
  • 「そこがいいんじゃない!」なる暗黒「みうらじゅんの映画批評大全」 - 深町秋生の序二段日記

    [rakuten:book:13581587:detail] みうらじゅん氏の映画秘宝誌の人気連載コラム「オレはそれを○○と呼ぶね」の最新刊が発売された。今回は06年から09年分だ。 前回の「みうらじゅんの映画批評大全1998年〜2005年」はベストセラーにもなったが、今回の新刊も爆笑しながらあっという間に読み終えてしまった。まあ連載時から全部読んでいたわけなのだが……。 野郎映画中心の秘宝誌では一行も取り上げないような、どっちかというと地雷な作品がセレクトされることが多い。ある種僧侶の修行のように「いくら評判が悪くたって、オレだけは素敵なところを見つけてやる」という奇妙なストイシズムを発揮しながら鑑賞。けっきょくその作品のことには大して触れずに思い出話や観客の観察、エロやDT話で終わったりもする。それでも「チェケラッチョ」(史上最悪の邦画タイトル)「ゲゲゲの鬼太郎」(実写)、「西遊記」(

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  • 実録・殺人事件がわかる本2010 - 深町秋生の序二段日記

    ちょっと体調崩し中なので簡単に。 洋泉社の殺人ムックの新刊が登場。「実録・殺人事件がわかる2010」が発売されました。私はまだ未読ですが、ひとつコラムを書いております。どうぞよろしく。 沖縄の普天間基地をどうするかという政治問題に便乗して、「アメリカンバイオレンス・イン・ジャパン」という題で、昭和30年代に起きたこわい米兵たちの犯罪について書きました。 六歳の少女を誘拐し、さんざん凌辱したうえに殺害。遺体を浜辺の米軍用のゴミ捨て場に捨てた沖縄の「由美子ちゃん事件」。横須賀の黒人水兵らが、派出所の日人警官をさんざんボコったうえに拳銃を奪って射殺した事件などについて。平松伸二先生のマンガに出てくるようなこわい米兵の犯罪に迫りました。よろしくお願いいたします。 追記。それにしてもすごい執筆陣だ。警察庁の指名手配ポスターより不穏なオーラをはなつ名前がずらり。有害図書指定もくらう今もっとも世のな

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    uguisyu 2010/02/11
  • つまんないけどいい試合 亀田興毅対内藤大助 - 深町秋生の序二段日記

    亀田長男対内藤戦をテレビ観賞。 事前に亀田が判定で勝つであろうという予測を立てていたけれど当たってしまった。う〜ん。 いや普通にいい試合であった。TBS系の世界チャンピオン戦というと、どういうわけか殴ることより相手に抱きつくことばかりが先行する試合が多いのだが、これはほとんどクリンチがなく、緊張感のあるいい試合だったと思う。鬼塚の髪型からにじみでるナルシズムにちょっとうえっとなったけれど。 ここ最近における内藤の際際の防衛や、スタミナがあっても顔面がついてこないもろさを考えると、たぶん亀田のパンチに顔面を崩されて、パンチの精度が落ちて苦しむだろうという予想を立てていた。しかし想像を超える顔面崩壊ぶり。鼻がぽっきり折れているなかで、あれだけ闘えるのだからやっぱり根性の人だったのだと思う。 一方の亀田長男は地味に強い選手になっていた。フットワークなしのアウトボクシングというどっちつかずのスタイ

    つまんないけどいい試合 亀田興毅対内藤大助 - 深町秋生の序二段日記
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    uguisyu 2009/11/30
  • パルプノワール的傑作「イングロリアス・バスターズ」 - 深町秋生の序二段日記

    うわ、すごいもん見ちゃったなあ。 ……などと今年「ウォッチメン」を見たときと同様の感想を抱いてしまった。まあすごい。Q・タランティーノの新作「イングロリアス・バスターズ」である。 「アンヴィル」も「スペル」も「母なる証明」も山形ではやってくれなくてはなはだ絶望的な気分に陥ってるが、めでたく「イングロリアス〜」は上映してくれた。ありがたやと速攻で見て、「おもしろい! すげえ!」という感想と同時に「これは当たらない!」とも思ったのだった。一般的人気は獲得しえないんじゃないかと。 アメリカでは、QT映画でもっともヒットした作品なのだという。たしかにスリル満点で、私も気に入ったのだが……いやはやものすごくドライな仕上がり。地方の映画館で上映されるにはあまりにハードボイルド。演歌的なウェットさがなく、勧善懲悪度(ナチが相手なのに)が低い都会的な肌触りともいえる。まあそれがタランティーノ作品の魅力では

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    uguisyu 2009/11/21
  • コンビニ。バブル後の夢を食らって - 深町秋生の序二段日記

    たとえば私の故郷の近くに米沢市という町があるのだが、たいそうでっかい流通団地があり、それこそちょっと前まではたくさんの派遣労働者を抱えて半導体やらテレビの部品やらを作って羽振りがよかったのだけれど、金融バブルが弾けて輸出産業がぽしゃってからはどこも虫の息であってハローワークはぎゅうぎゅう状態。 工場近辺にあるコンビニも、今まで派遣のあんちゃんが、弁当やらチュウハイやらをどかどか買いこんでくれたのだが、こんな状況であるために同様に虫の息……という噂を耳にしていた。まあどこの地方でも転がっている話である。 車を脚のように使う田舎にあってはこの厳しい時代、定価で売りつけるコンビニなんて利用する人は減る一方で、この辺鄙な田舎である南陽市にすらイオン系の24時間スーパーができたこともあり、コンビニ討ち死にの風景がそこかしこで見られるわけだが、これもよく聞く話である。潰れたコンビニの建物に千円床屋や中

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    uguisyu 2009/11/21
  • 深町秋生の序二段日記

    いやあ、すごいもん見た。魂消たよ。 映画ファンやアメコミ好きにとってはひとつの「事件」と化している「ウォッチメン」の映画版。いよいよ日でも劇場公開となったが、なるほどこれはすごい。改めてハリウッドはどんどんおもしろくなっていくなあと思った。イラク侵攻の失敗と悪政と金融危機によって、格的に21世紀型ニューシネマの時代に突入したのだなあと思った。 昨年の映画界の話題をさらった「ダークナイト」でも、正義が混沌にぐいぐい呑みこまれていく暗黒物語が展開されていたが、「ウォッチメン」はさらに危うさを追求したエクストリーム大作に仕上がっていた。三分に一度の割合で噴出する容赦のない暴力も大変すばらしく、火あぶりや油ぶっかけ、指折り腕折り叩きつけ、切断感電木っ端微塵と、病的なほどに取り揃えられた暴力メニューの豊富さにエクスタシーを覚えたことも書いておく。暴力を見せる(魅せる)という意味では、「ダークナイ

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    uguisyu 2009/10/13
  • 夜のワーグナーと解放歌集 - 深町秋生の序二段日記

    特殊マンガ大統領こと根敬氏らによる幻の名盤解放同盟のアルバムをよく聴いている。ホント、クセになるというかヘビーチューン状態だ。 あやしい歌謡曲満載の名盤だらけのシリーズだが、すでに廃盤になったやつも多く、なかには2万以上の値がついていて、なかなかコンプリートできないでいるが、ふとyoutubeを漁ったらけっこうアップされていた。これはうれしい。 基的には陽の目を見なかった歌謡曲を集めたものだが、あまりにあんまりな個性と、ひとたび曲が流れれば部屋の空間をぐにゃりと歪めかねない音楽の凄味を凝縮した一種の兵器である。未聴のものも何曲かあったのでyoutubeさまさまだ。 町を歩いていると、それこそ東京なんかではありとあらゆるところで音楽が鳴り響いているが、まあたいていは右から左へと通過していく薄味な曲がほとんどのなかで、解放歌集はスピーカーからにゅっと腕が伸びてきては、聴く者の耳をつかんで、

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    uguisyu 2009/09/04
  • 天使映画というジャンル。最強の暴力映画「ヱヴァンゲリヲン破」 - 深町秋生の序二段日記

    「いやあ、見たなあ! エヴァを!」 というすがすがしい気持ちになった。友人知人たちのなかには「2回見た」「いや、おれは3回」と興奮しすぎるにもほどがある中坊たちが続出したのを受けて、のろのろと出かけていったのだ。とはいえ「序」すら見ていなかったので、金曜ロードショーで前作「序」(しかし日テレでエヴァを見るというのも奇妙な感覚だ)を確認した。 「序」は困ったことにおもしろくはなかった。テレビシリーズのダイジェストみたいで、改めて作る意図さえわからなかった。思えば「エヴァ」というのはDV夫のようなものである。むかしはとってもすばらしい人で、あたしにはすごくやさしかったの。だけどあの人もだんだんおかしくなって、殴る蹴るは当たり前。お金を奪い取るわ、意味のわからない理屈を唱えてからんでくるわで大変だった。「今度こそきちんとやるから。やり直そう」などと何度も甘い言葉をささやいて、けっきょくは「気持ち

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    uguisyu 2009/07/12
  • マイケル・ジャクソン。黒人エンターテイナー特盛物語 - 深町秋生の序二段日記

    MJが死んだときはびっくりした。そういうものだ。 まああれだけのことをやって、50歳まで生きられたこと自体、奇跡のようなものだったのだろうか。彼の姿を見るたびに感じるある種のタブー感というか、アンチエイジングという言葉では片づかない居心地の悪さがつねにつきまとっていた。「少年でありたい」という前のめりなスタイルも、なんだか神に対するどでかい挑戦という感じにさえ見えた。 もはや同じ人類とは思えず、霊長類ヒト科というよりも霊長類マイケル科という新しい生物のようにさえ思えたのだけれど、彼にまつわる悲劇のストーリー自体は、それほど珍しくないように思えた。じつに黒人エンターテイナーらしい物語だったなあと。 黒人がアメリカでスターになるには、言うまでもなくハードな道を進まざるを得なくなる。多くのエンターテイナーが波乱万丈すぎる人生をすごしてきた。それこそちょっと前まではあからさまな人種差別の問題がから

    マイケル・ジャクソン。黒人エンターテイナー特盛物語 - 深町秋生の序二段日記
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    uguisyu 2009/07/03
  • 深町秋生の序二段日記

    花嫁斡旋業・国際友好促進協会の蔵田雄介が中国旧満州の黒龍江省から仕入れ、山形の寒村に嫁がせた輸入花嫁・青鈴(せいれい)。日の暴力団から中国の黒社会への資金二億円を持って遁走した。蔵田はやくざに脅され、花嫁を捜し北へ北へと向かう、怪死事件が相次ぎロシア・マフィアも蠢く闇の世界に引きずり込まれる蔵田。女は津軽海峡を渡り日最北端の稚内へ逃げる。 疲弊した地方に繰り広げられる、夢を追う花嫁と蒼然と死にゆく男たちの哀愁のバイオレンス。(帯より) 船戸与一先生の新作「夜来香海峡」(イエライシャンかいきょう)が発売された。 山形の庄内、秋田、北海道を舞台にした船戸流ハードボイルドであります。 この小説では庄内弁と秋田弁、北海道弁が飛び交うのだけれど、その庄内弁の指導という形であっしが関わらせていただきました。私も冒険小説を書いたりするわけなのですが、やっぱり巨匠ということもあり、ゲラを読みすすめるう

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    uguisyu 2009/06/02
  • 深町秋生の序二段日記

    え! マジでそんなに刷ってんの? 嘘だろ、桁数間違えてない? と、いきなり生々しい話になるが、第七回のこのミス大賞「臨床真理」と「屋上ミサイル」の初版の部数をどこかより耳にして卒倒してしまった。具体的な数字はもちろん出すつもりはないが、この出版不況のおりに単行として刷る部数としては異例すぎる数字で仰天してしまった。 「くそ、おれんときの初版部数は……」というひがみ根性が爆発して(まあ嘘なんだが。当にひがんでないよ。ワスは)、同郷の山形人である柚月裕子さんの「臨床心理」を読破したのだが、「くそ、おもしれえじゃないか」とよけいにひがみ根性をこじらせてしまった。 「臨床真理」は正統ミステリだ。重いテーマを扱う社会派サスペンスの趣は清張作品のようであり、登場人物のなかで、人の心が望まなくとも読めてしまうという共感覚の能力を持った青年が出てくるところなどは、キングの影響を受けた宮部作品のようでも

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    uguisyu 2009/02/20
  • 傑出したアーティスト一青さん - 深町秋生のベテラン日記

    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090117-00000002-jct-ent(一青窈、ドロボーに異例の呼びかけ「お金を世の中のために使って」(J-CASTニュース) - Yahoo!ニュース) わはははは。 みんな大好き(私だけか)一青さんの異例すぎる呼びかけに心洗われました。 しかしもう4年ぐらいしこしこブログを書いてきて、政治や社会や映画評やPerfume論とかいろいろやったけれど、けっきょく一番読まれたのが「一青さんのPVを馬鹿にして炎上させたやつ」であって、このあたり私自身大変残念だなと思う次第であります。 しかしこの心洗われる発言に対する支持者が見当たらん。あのときはさんざんファンに噛みつかれたのに。ブログやコメ欄は罵倒ばかりである。「お前もドロボー(過去の不倫騒動を持ち出して)じゃないか」とか「そんな呼びかけにドロボーが応えるわけがない

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    uguisyu 2009/01/19
  • 深町秋生の序二段日記

    ぼさっとテレビのワイドショーを見ていたら、我らが田宮榮一元捜一課長が登場。 続発する凶悪事件でひっぱりだこである。 http://d.hatena.ne.jp/washburn1975/20081123(ドント・トラスト・アンダー50 男の魂に火をつけろ!) ワッシュさんのところから写真をパクったのだけれど、まあテレビとネットとの温度差というものがあるとしたら、まちがいなくこのじい様をめぐる扱いではないかと。この写真自体、ホントかどうかはわからないが、ネットでは完全にジョークの種となっている存在だ。でもテレビでは大真面目(なのかどうかは知らんが)に起用されていて、爆笑ものの犯罪分析に司会者やアナウンサーが神妙にうなずくところがおかしい。警視庁の捜一課長という座についてしまえば、発言が相当ナニでも「ザ・専門家」という地位はゆるがないらしい。「天下りいくない!」などと批判してても、テレビメディ

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    uguisyu 2008/11/24
  • 深町秋生の序二段日記

    しかし11月になってからワイドショーばかり見ている。 小室、オバマ、大阪の3キロ引きずり轢き逃げ犯(視聴者の予想を超える犯人のクズぶりに、テレビも発情した犬のように昂奮しっぱなしであった)と、盆と正月と岸和田のだんじりがいっぺんにやって来たような賑わいを見せていた。 で、バラク・オバマである。アメリカ大統領選挙という「篤姫」なんか目じゃない超大河ドラマの、しかもすごいラストを目撃したようで、かなり昂奮してしまった。オバマもマケインもドラマ性たっぷりの人物であり、時代の転換を担う若い黒人候補対反骨と信念の長老という図式もおもしろかった。負けたマケインにしても、来の「共和党のはぐれ牛」というキャラをかなぐり捨てて、この2年間はブッシュに取り入り、キリスト教保守派と和解し、挙句の果てにペイリンというブッシュの女版みたいなおばちゃん(彼女似のポルノビデオがさぞや多くリリースされたことであろう)を

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    uguisyu 2008/11/10
  • 擬音祭り…… - 深町秋生のベテラン日記

    うむ、ダジャレである。 先日、水木しげるの「昭和史」を読み返していたが、水木先生自身の従軍経験やまんが家として成功するまでの長い困窮時代などがとにかく圧巻で、これを読むと「ごはんはのこさずきちんとべよう」とか「せんそうはよくないよなあ」とえらく殊勝な考えを抱いてしまう。 しかしとはいえやっぱり笑ってしまうのはもう水木印と呼びたくなる「ビビビビビ」というビンタ音(「ビビビビビ……ビン」とおまけがつくこともあり)や、きついニュースを知らされて「フハ!」と水木先生が仰天するところだ。あと雑炊や蕎麦をすするときの「ゾロゾロゾロー」という擬音もいい。 コミック文化の発達がとびぬけてすさまじかったせいか、日の擬音の文化というのはずいぶん成熟しているよなと改めて思った。「ビビビビ」「フハ!」だけで「ああ、水木先生の作品かあ」と擬音だけで誰のものかすぐにわかってしまうというのがその証拠である。こういう

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    uguisyu 2008/11/01
  • 深町秋生の序二段日記

    や、「アイアンマン」愉快な作品だったなあ。 ちょっとだけネタバレしつつ感想。 先日の「ダークナイト」が超重量級だったが、こちらはかなりライト感覚でアメリカンな軽快さがあった。アメコミはよくわからないけど、これがDCコミックとマーヴェルの違いなんだろうかと思った。 きらびやかでゴージャス。上等なCG技術もばりばりで、なるほどおすぎが文春誌でいい点つけるわけだとも。脚の出来が非常によく、主人公トニー・スタークが何者であるかを一気に説明するスピード感は「LAコンフィデンシャル」みたいで導入部は最高の出来。ロバート・ダウニー・ジュニアも終始のりのりであり、反逆的な天才エンジニア役が板についていた。 物語のプロット自体は「ロボコップ」とよく似ていたと思う。 ロボコップは犯罪都市デトロイトで、もともとは大企業のオムニ社の技術と警察の民営化によって生まれた商品である。ならず者集団に殺された警官が機械化

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    uguisyu 2008/10/07
  • 深町秋生の序二段日記

    雑談。「ミスティックリバー」のデニス・ルヘインの新刊を買った。 たぶん「このミス」にランクインしそうな傑作の予感をひしひしと感じるが、とにかくなんというか、最近のはみんなタイトルがひたすらでかい。この「運命の日」もドカーンとタイトルがでかい。ちなみにこの作品はサム・ライミで映画化されるらしい。 ルヘインといえば「ミスティックリバー」がイーストウッドで、孤島格ミステリ「シャッターアイランド」がスコセッシで、「愛しき者はすべて去りゆく」がベン・アフレックで、とこれほど名の知れた俳優や監督に扱われる作家もめずらしい。キングみたいに自分で監督しないかな。デビルトラック! もちろん音楽はAC/DCだ。 しかしタイトルがでかい。最近購入しただけでも、こんなだ。 馳さんの「9・11倶楽部」もでかい。 しかし馳さん、趣味が高じてこういうを出されたのね……。 「やつらを高く吊せ」はその逆パターン。小さ

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    uguisyu 2008/09/13