擬音祭り…… - 深町秋生のベテラン日記

うむ、ダジャレである。 先日、水木しげるの「昭和史」を読み返していたが、水木先生自身の従軍経験やまんが家として成功するまでの長い困窮時代などがとにかく圧巻で、これを読むと「ごはんはのこさずきちんと食べよう」とか「せんそうはよくないよなあ」とえらく殊勝な考えを抱いてしまう。 しかしとはいえやっぱり笑ってしまうのはもう水木印と呼びたくなる「ビビビビビ」というビンタ音（「ビビビビビ……ビン」とおまけがつくこともあり）や、きついニュースを知らされて「フハ！」と水木先生が仰天するところだ。あと雑炊や蕎麦をすするときの「ゾロゾロゾロー」という擬音もいい。 コミック文化の発達がとびぬけてすさまじかったせいか、日本の擬音の文化というのはずいぶん成熟しているよなと改めて思った。「ビビビビ」「フハ！」だけで「ああ、水木先生の作品かあ」と擬音だけで誰のものかすぐにわかってしまうというのがその証拠である。こういう

[nornsaffectio]

ズゴゴゴゴゴ（田丸浩史）

[washburn1975]

矢追町成増の「メココン」という擬音は本当に意味がわかりませんでした。

[toshi20]

オノマトペの豊穣。シャッキリポン。

[carl_b]

真っ先に「きゅうんきゅうん」を思い出したんだが、エロ漫画はまた今度ですか、そうですか。

[fellows]

くぱぁ

[inumash]

擬音なら、是非とも松山せいじ『エイケン』を。

[throwS]

『とにかくマルクス読まんかい（私にとっては擬音のようなものだ）』

[kousyou]

車田正美→ザシャアアッ

[pontenna]

喫茶店で冴えない感じのサラリーマンがグラスに残ったアイスコーヒーをストローで啜るときの擬音が「チココココ……」って書いてあって、柳沢きみお天才！　って思ったことがあります。