<独立宣言では、「宗教、人種、性別に関わらずすべての国民が平等な社会的、政治的権利」をもつとあるのに> イスラエル国会は19日、「イスラエルではユダヤ人だけが自決権を持つ」ことを定めた「国民国家法」を可決した。全人口の2割近くを占めるアラブ系住民は「人種差別、アパルトヘイト(人種隔離政策)を合法化するもの」と猛反発している。 新法では、アラビア語が公用語から「特別な地位」に格下げされたほか、パレスチナ自治政府が将来の首都と主張する東エルサレムをも含む「統一エルサレム」がイスラエルの首都と宣言。またイスラエルは「ユダヤ人の歴史的な国土」だと明記した。 ユダヤ人に「唯一の民族自決権」があると定めたこの法律を、反対派は人種差別的だと猛反発し、イスラエルが「アパルトヘイト(人種隔離)国家」になりつつある証拠だと糾弾している。 国会での審議は約8時間に及び、最終的に賛成62、反対55の賛成多数で可決
ジェノサイドに至る段階(Genocide Timeline) 澤正輝(認定NPO法人ビッグイシュー基金) 1. 「予防の文化」の進展 国際連合(以下、国連)第七代事務総長コフィ・アナン(Kofi Annan)は、2001年6月に公表した事務総長報告書「武力紛争予防」の中で、国連を「対処の文化(culture of reaction)」から「予防の文化(culture of prevention)」に転換させると公約した[1]。予防の文化に転換するとは、「紛争予防を、平和と安全の維持という国連のマンデートの中心に置く」ことを意味していた[2]。 公約から約10年、予防分野では少なくとも四つの突出した進展があった。「責任としての予防」という発想であり、予防範囲の深まりであり、予防対象のひろがりであり、ジェノサイド予防特別顧問室(OSAPG)の設置である。予防の内実が伴っていなかっ
国有地の取得経緯や認可申請などを巡る問題を巡って、大阪の学校法人「森友学園」の籠池泰典理事長が3月10日、大阪市内で記者会見した。籠池理事長はこの日、大阪府に対して小学校の認可申請を取り下げたことや、近く理事長を退任する意向を明かした。ただ、後任には長女を指名し、自らもアドバイザーのような形で学園運営には関わるという。「もちろん再申請しますよ」と、小学校開設への意欲も見せた。 「建物が九分九厘できあがって今の状態。でも今から考えると子供さん方の身の危なさ、保護者のプライバシー、まだまだ過熱するかもわからない状態、どこかで終止符を打たないと、子供さん方の行く末も気になるところでありました。苦渋の決断、涙が出る気持ちです」と話し「本当に一生懸命この学校を支えていただいた、瑞穂の国記念小学院に来られることになっていた子供さん、保護者には本当に申し訳なかった」と述べた。
◆「存在の多様性」尊重を 「自己責任」という言葉を頻繁に耳にするようになったのは、2000年代の半ばくらいからである。長引くデフレと新自由主義的経済政策の下、当初は企業に対して「勝ち組」「負け組」と言っていたのが、いつの間にか個人の生活格差にまでそれが及ぶようになり、その後、「リア充」「非リア充」といった類語も生まれた。この時の「自己責任」論は、どちらかというと、「勝ち組」の擁護に力点が置かれていて、「負け組」とされた社会的弱者は、努力が足りないのだと指弾されていた。彼らの不幸は、「自業自得」だという、いわば“冷たい消極的否定”だった。 しかし、昨今は、同じ「自己責任」論もトーンが変わってきている。日本の財政難が危惧され、社会的弱者は、税金を無駄に費やし、「真っ当に」生きている多くの国民に「迷惑をかけている」という“熱い積極的否定”が目に付くようになった。ここまで来ると、むしろ全体
「マスゴミ批判」がこの国にとって「百害あって一利なし」である理由 プロパガンダ社会になっていいんですか? 時代の的を射た「ポスト真実」 「今年の言葉」とはかくあるべし。そう言いたくもなる。オックスフォード大学出版局は、11月中旬、2016年に注目を集めた言葉に「ポスト真実」(post-truth)を選んだと発表した。どこぞの「流行語」とは比べものにならぬ、衝撃的だが、時代の的を射た言葉である。 客観的なデータや事実よりも、感情や個人的な信条へのアピールが、世論形成に大きな影響を及ぼしてしまう。「ポスト真実」は、そんな状況を指し示す。ブレグジットやトランプ現象を通じて、英語圏で使用頻度が急増したという。 もちろんこうした問題は、大衆社会の負の面として昔から認識されてはいた。ただ、SNSの時代になってそれが可視化され、より目立つようになった。 インターネット上には、政治家(だけに限らないが)に
障害者が五輪で健常者に勝ったら、金メダリストになれる? なれない? そんな議論を呼ぶ実力者がいる。マルクス・レーム(ドイツ)。障害者陸上男子走り幅跳び(切断など)の世界記録保持者だ。ひざ下が義足の右足で踏み切る。称賛の一方、「技術ドーピング」という声もあり、五輪出場には障壁が立ちはだかる。 跳びすぎた男「メダルよこせとは言ってない」 8メートル40。 昨年10月、ドーハであった障害者陸上の世界選手権で、レームは自身の記録を11センチ更新した。2008年北京の8メートル34、12年ロンドンの8メートル31という、最近の五輪2大会の優勝記録を上回る。健常者の世界記録8メートル95には及ばないが、日本記録8メートル25を優に超える。 ただ、今夏のリオデジャネイロ五輪出場への壁は高い。国際陸連が昨年、義足が有利に働いていないことを選手自身で証明するのを参加条件としたからだ。ロンドンでは、オス
小学4年生を対象にした「2分の1成人式」が小学校で急速に広がっている。二十歳を祝う「成人式」の2分の1に当たる、10歳を迎えたことを祝うものだ。保護者を含めた新たな学校行事になりつつある一方で、さまざまな事情を持つ家族への配慮が行き届いているのかに懸念を示す専門家もいる。 ◇平日でも立ち見 今年の「成人の日」の約1カ月後、川崎市立梶ケ谷小で2分の1成人式が開かれた。児童の後ろでは、その数をやや超えるほどの保護者が熱心に見守った。平日にもかかわらず父親の姿も数十人に上り、立ち見も出た。 プログラムは「10年間のありがとう」の暗唱でスタート。4年生約110人が「大人になるまで10年間よろしくお願いします」と声をそろえた後は、地域に伝わる獅子舞や、縄跳び、合唱などで、成長した姿を披露。1人10秒の「将来の夢宣言」、保護者へ手紙のプレゼント、と盛りだくさんの1時間強だ。 同校のイベントは総
ナイジェリアのテロ組織「ボコ・ハラム」が大規模な女子生徒拉致事件を引き起こしたことにより、マスメディアを通して国際的な注目を浴びている。 ボコ・ハラムは通称であり、組織の正式名称は「Jama’atu Ahlis Sunna Lidda’awati wal-Jihad(宣教及びジハードを手にしたスンニ派イスラム教徒としてふさわしき者たち)」という。 ただ、同組織は西洋に源流を持つ価値、制度、法体系、技術などを強く否定しており、ナイジェリア北部で話されているハウサ語で「西洋の知」を意味する「ボコ」と、アラビア語で「禁忌」を意味する「ハラム」を組み合わせ、「ボコ・ハラム」と呼ばれるようになった。イスラム法(シャリーア)に基づく国家建設を主張しており、2010年7月には国際テロ組織アルカイダと連携するとの声明を発した。米国政府はボコ・ハラムをイスラム主義を掲げるテロ組織とみなし、2013年11
(写真)「橋下市長の『市政改革プラン』に怒る市民大集合」に会場いっぱい集まった市民=15日、大阪市中央公会堂 橋下徹大阪市長の生活・地域壊しを許すなと、「橋下市長の『市政改革プラン』に怒る市民大集合」(主催・同実行委員会)が15日夕、大阪市北区の中央公会堂で開かれました。席に座れない人や2階席も満杯の1200人をはるかに超える参加者であふれ、「プランは撤回しかない」の思いを一つにしました。 実行委員会から前田博史大阪自治労連副委員長が「プラン」には橋下・「維新の会」を支持した町会役員も怒りの声をあげていると述べ、「集会を機に運動を大きく広げよう」と呼びかけました。 各分野のリレートークが続きました。 歩行が困難で手押し車で登壇した女性(86)は「赤バス(福祉バス)は命の綱」と訴え、削減に強く抗議。住吉市民病院を充実させる会代表は「病院廃止に立場の違いを超えて反対運動が広がっている」と紹介し
週刊朝日(6月8日号)が掲載した「維新の会参謀 浅田均大阪府議会議長激白150分 橋下徹選挙戦略の全貌」という記事が波紋を呼んでいる。浅田氏本人が「捏造に近い」とツイッターで発言したためだ。週刊朝日編集部はこのように、記事に対する取材経緯を明らかにする。 インタビューでは、東国原英夫前宮崎県知事、キャスターの辛坊治郎氏、中田宏前横浜市長、山田宏・日本創新党党首らの名前を挙げ、出馬する選挙区など、総選挙へ向けたかなり詳細な話になった。週刊朝日記者は「東国原氏、辛坊氏ら次期総選挙の候補者や、石原都知事、河村名古屋市長との関係が赤裸々に生々しく語られ、大きな反響を呼ぶ可能性がある」と判断し、「事前に原稿を確認していただいたほうがいいのではないか」と提案し、浅田氏のメールアドレスと携帯番号を聞いた。 そして5月25日午後7時ごろ、本誌記者は一問一答形式にまとめたインタビュー原稿を浅田氏のメール
【ワシントン=古森義久】中国の盲目の人権活動家、陳光誠氏は15日、米国下院外交委員会の公聴会で北京から電話で、兄やおいの陳克貴氏が今も迫害されていることを証言し、「全く不条理で不当だ」と当局を批判した。 陳氏は米国への入国が認められたが、旅券(パスポート)が発給されておらず、現在も北京の病院に滞在している。陳氏が電話で米議会の公聴会に参加したのは、今月3日に続き2度目。 陳氏は「4月下旬、私が北京の米国大使館に逃げ込んだ後、地元公安関係者が私の自宅と近くの兄宅を襲い、兄に暴行を加えた」と訴えた。 陳氏は陳克貴氏が中国当局に故意殺人容疑で逮捕されたことについて「おいは公安当局者に殴られ負傷した。自衛のためにしかたなくナイフを手にしただけで、正当防衛だ。弁護士をつけることも阻まれている」と強調した。 議会側からはスミス委員長が「オバマ政権は陳氏一家の米国への安全な受け入れを一日も早く実現させる
晋遊舎ムック『マンガ嫌韓流2 文庫版』目次 ----------------------------------------------------------- 【山野車輪&桜井誠・連続対談】 ◆総括!在日&反日との5年間戦争 [第2回] 情報流出で恐怖心を植え付ける…それが『g2』の在特会記事! 続きを読む
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