TBSが20代・30代の女性を対象に2008年から行っている乳がん検診キャラバンについて、その年代の女性に対するマンモグラフィー検診ならびに超音波(エコー)検診は有効性が確認されていないとし、本日、2010年6月9日、有志38名が、内容の見直しを求める要望書を同社に送りました。 がん検診は、早期発見によってがんで亡くなる人を減らす効果があると証明されたものでなければ、過剰診断など受診者に不利益ばかりを与えてしまう恐れがあります。 若年層の検診に関わる科学的根拠が明らかになり、世界的にもガイドラインなどが見直されつつあるなか、我が国においては、がんの啓発運動が高まりを見せる一方で、がん検診を科学的根拠に基づいて行う必要性が十分に理解されていません。年齢に応じた検診受診の啓発など、国民に向けて正しい情報が広く発信されていないのは憂慮すべき事態です。 本要望書は、TBSにキャラバン実施内容の再考