宋文州氏が語る、日本人が「多様性」を受け入れられないワケ:仕事をしたら“やっぱりヘンな日本人”がいた(前編)(1/5 ページ) ここ数年「ダイバーシティ(多様性)」という言葉をよく耳にするようになった。直訳すると「幅広く性質の異なるものが存在すること」。ビジネス環境が変化していく中で、企業は人種、性別、年齢、信仰などにこだわらず多様な人材を受け入れ、彼らの能力を最大限に発揮させようという考え方だ。 もともとは米国においてマイノリティーや女性を積極的に採用するために広がったもの。その概念が広がり、日本でも個々の違いを受け入れる動きが出始めている。 とはいえ、「多くの日本人は多様性を受け入れるようになった」とは言い切れない。職場を見渡しても「外国人なんていない」「女性活用すら進んでいない」といった状況のところも多いはずだ。 なぜ日本企業では「多様性」が、遅々として浸透しないのか。企業の問題だけ