[編著者]ましこ・ひでのり 少数者/情報弱者の言語権とはなにか────。 はなしことば/かきことばとしての現代標準日本語の支配的現状に疑問をもたない多数派日本人と、その社会的基盤に知識社会学的再検討をくわえる。自明性のもつ権力性・差別性に社会学/社会言語学から根源的な異議をつきつける注目すべき論集。 定価=本体 2,600円+税 2006年12月15日/A5判並製/264頁/ISBN978-4-88303-192-4 [目次] はじめに――ことば/権力/差別をとうこと 9 第1章 エスノメソドロジーから見た「言語問題」(山田富秋) 23 1. 「言語問題」とは何か? 23 2. 「言語管理」という理論転換の社会学的意味 25 3. 社会的に構築されるものとしての「規範」 28 4. 政治的問題としての言語問題 34 5. 「権力作用」とコミュニケーション 38 第2章 言語権