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ブックマーク / masanork.hateblo.jp (31)

  • 就職氷河期世代が30代までに居場所を模索するための5つの習慣 - 雑種路線でいこう

    新卒の内定率が就職氷河期よりも悪いらしい。いずれ大企業に入り損ねた俊才が起業して日を救うかもしれないが、進路を閉ざされた多くの若者にとって救いになる話ではない。厳しい就活競争で周囲を出し抜き勝ち抜くための秘訣で、みんなが救われることはない。就職できたとして「やりたい仕事」に就けるとは限らないし、就活に失敗しても数年後に居場所をみつけているかも知れない。どうすればシューカツ一発勝負で疲弊するのではなく、長丁場の人生を意識して「やりたいこと」や「居場所」を模索していけるのだろうか。 今春卒業予定の大学生の就職内定率が、2月1日時点で前年同期を6.3ポイント下回る80.0%で、1996年の調査開始以来、過去最悪だったことが12日、文部科学省と厚生労働省の調査でわかった。就職氷河期と呼ばれた2000年の81.6%も下回り、雇用情勢の厳しさが改めて浮き彫りになった。 というわけで、ちきりんは今20

    就職氷河期世代が30代までに居場所を模索するための5つの習慣 - 雑種路線でいこう
    umeten
    umeten 2010/03/13
    みんな死ねばいいとおもうよ
  • 首相「金ないのに結婚するな」テープ起こし - 雑種路線でいこう

    コメントで回答の発言全体の音声を教えていただいたので文字に起こしてみた。2ちゃんねるTwitterへの書き込みとを比較すると、明らかに発言内容に含まれない内容が追加されていることが分かる。これが意図的な捏造か、或いは書き込んだ方の記憶違いや、他の問答と混同してしまったのかは分からない。 ソースを明らかにして事実確認は留保したとはいえ、未検証の書き込みを紹介したことに責任は感じる。一方で改めて麻生氏の発言を文字に起こしてみると、バランスを取ろうとする気配りは感じられるし、結婚生活を成功させるために自己信頼が重要という来の発言の趣旨に対して言葉尻を捉えられているようにもみえる。 でぇ3つ目。立教大学、結婚。えー、金がねーから結婚できねーとかいう話なんだけど。そりゃ金がねーで結婚はしねぇほうがええんで、わーるね? (会場 笑) そりゃ俺もそう思う。あー、そりゃあ迂闊にそんなこたぁしない方がい

    首相「金ないのに結婚するな」テープ起こし - 雑種路線でいこう
    umeten
    umeten 2009/08/25
    首相の肩書きで呼ばれた人間が一般論を語っている時点で失態。中身のない発言を平然と垂れ流す「政治的センスの無さ」が問題視されている。/マスゴミ叩きがしたい連中はマスコミに就職して変えてみろと。
  • 楽天の公開質問状に対する自民・民主の回答が面白い - 雑種路線でいこう

    楽天はじめとした60社からの公開質問状に対する自民党・民主党の回答が公表された。ITにあまり触れていないマニフェストと比べてICT分野での争点が明確となり非常に興味深い。両党ともネット選挙解禁で意見が一致しているが、では何故これまで法案が流れ続けたか自民党から説明はない。eビジネス振興や薬事法、通信・放送規制の在り方を巡っては大きく温度差が出た。筆者が気になった点を中心に表にまとめたが、ぜひリンク先の原文を読んでいただきたい。 自民党の回答 民主党の回答 eビジネス振興 SaaS、新産業創出、地域振興 中小企業支援、SBIR強化、STTR導入 一般医薬品の販売体制 継続して議論 規制の在り方の見直しを検討 ネット規制 社会全体として対策を推進 中央政府で一律に決めるべきことではない 通信・放送融合 2010年通常国会で法改正 日版FCC、事前規制から事後規制に転換 リテラシー教育 子ども

    楽天の公開質問状に対する自民・民主の回答が面白い - 雑種路線でいこう
  • 情けはロスジェネの為ならず - 雑種路線でいこう

    実際、米国の産業で起こったことはMBA上がりとか超高給ハイフライヤーと、ワーキングプアとの二極化だった訳だ。IT業界じゃIBMとかHPとか終身雇用を社是として掲げていた企業が90年代を通じて陥落し、古き良き米国の雇用慣行の生んだ中産階級は、ビッグスリー破綻で完全に底が抜けるんだろうか。 あんまり単純化したくない問題。新卒偏重主義を捨てるというのは同時に色々なセーフティーを切ることにもなりかねない。いわゆる会社員(ホワイトカラー)とそうでない人の格差が開いてみんな会社員を目指すという状態もおかしい。 ここであえて単純化すると、年齢経験不問というのはぶっちゃけ完全実力主義で、低成長を許容しないか、成長が必要とされない(つまり給料も上がらない)単純労働のどちらかだ。だから、過度に人材の流動性を求めることは格差の拡大に寄与するのだ!なんだってーーー 極論だけどね。 日で会社がセーフティーネットと

    情けはロスジェネの為ならず - 雑種路線でいこう
    umeten
    umeten 2008/12/14
    だからこそ、「沈黙」は力だ。破壊の力だ。
  • ロスジェネは共闘できる - 雑種路線でいこう

    Chikirinが僕と赤木智弘の間に横たわる越えられない壁について分かりやすく整理している。で、論壇なら人口に膾炙しやすい話題を軸に自説を唱えて固定読者に溜飲を下してもらうのが仕事かも知れないが、そういう年寄りの趣味に付き合っている余裕はない。僕らロスジェネなら政府から具体的な政策を勝ち取るという一点で共闘できるよね。意見Aは具体的で実現可能な政策玉を仕込み、意見Bは群れて窮状をアピールしデモで突き上げてアテンションを獲得すればいい。 そして、意見Bは意見Aを「徒に世代対立を煽る輩」と批判し、別の言葉でいえば「労働者の分断を図る卑劣な意見」であると非難します。意見Aに言わせると意見Bを主張する人達とは「未だにマルクスの亡霊に取り憑かれている100年遅れた職業運動家」に過ぎません。(略) 両方とも若年者失業問題という合意の得やすい問題を“利用”して、自説を唱えているだけなんだな、と。彼等にと

    ロスジェネは共闘できる - 雑種路線でいこう
    umeten
    umeten 2008/12/13
    >多くのひとが希望を持って人間的に働き自分の能力を高め得る環境を築くための提案   だが、それは日本が日本である限り絶対に不可能だ。故に「沈黙」せよ。「沈黙」だけが力だ。
  • ロスジェネ言説を自己憐憫の道具として消費すべきじゃない - 雑種路線でいこう

    文化系トークラジオLifeのアキバ事件を扱った回を一通り聞き終えた。僕もブログで加藤をダシに製造業派遣を批判したり普段からロスジェネとして社会批判している訳で、かかる言説に対する違和感は耳が痛いし甘んじて受けるし、自分が何のために事件を論じたのか、それにどういった意味があるか改めて考えさせられた。 僕がアキバ事件を論じたのは、時節柄ネット規制の強化に繋げようという動きを牽制する意図があった。青少年ネット規制法の附則に明記された違法情報対策は進める必要があり、子どもにケータイを持たせないための立法措置とか、犯罪予告の検知システムをつくるといった話が動いているし、役所から掲示板に110番の案内を出せとか、昨年御社で何のダガーナイフを売りましたか的な問い合わせや要請に対応している立場としては、今回の事件がケータイ・ネット業界への規制や監視の強化に繋がる具体的な危機感があるし、その前に考えるべき

    ロスジェネ言説を自己憐憫の道具として消費すべきじゃない - 雑種路線でいこう
    umeten
    umeten 2008/07/05
    自己憐憫、被害者意識、そして承認欲求へ、ですか?大まかな方向性はともかく、根本的にズレた地点から話が始まっている気がしてならない。
  • 赤木論文から絶望を検知するソフトは民主主義の敵 - 雑種路線でいこう

    けれど赤木さんはテロを予告していないし、essaさんと会っても襲わないだろう。それが象徴としての赤木さんであったとしても、たぶん襲わない。赤木論文はその点でエキセントリックだし、極めて論壇的なブラフである気もする。それが悪いとは思わないし、論壇そのものが団塊世代的で、赤木論文がその中で如何に受容・消費されてきたか、ということは、もう少し考える必要がある。 自分は救いを得られることがないと絶望した人間を救うには、彼を「検知」するより、彼が救われるような場なり手段なりを用意した方がいい。そうすれば、加藤は自分から名乗り出てくるだろう。 加藤を救うことは困難である。それはよくわかる。でも困難だからまず加藤を「検知」するソフトを作れという話なのだろうか。 (略) そんなソフトがもし当にできたとしたら、まず、この書き込みをテストデータとして入力してみたい。 「丸山眞男」をひっぱたきたい これだけ深

    赤木論文から絶望を検知するソフトは民主主義の敵 - 雑種路線でいこう
    umeten
    umeten 2008/06/16
    id:essaさんからすれば、私こそ「民主主義の敵」らしいが。氏はこういいたいのでしょう、「死ねばいいのに」!
  • 「加藤の乱」を平成の血盟団事件にしないために - 雑種路線でいこう

    天漢日乗のエントリによると、アキバ通り魔事件は「加藤の乱」と呼ばれつつあるらしい。あれはテロではなく単なる通り魔だし、まぁテロも通り魔も自意識を持て余した青年の吹き上がりという点では大差ない訳だが、あまり持ち上げると便乗犯を招くんで過剰な意味付けは避ける必要がある。という訳で、アキバ通り魔事件はテロじゃないし、あれを以て剣はペンよりも強しなんて結論づけちゃ、まずいだろ。 ところで剣とペンとどっちが強いかって議論は不毛だ。世界を動かすには両方とも必要なんである。福田政権は当初「加藤の乱」に対して刀狩りで収めようとしていた。それを派遣業法の見直し等に軌道修正したのはペンの力だ。加藤容疑者は日雇いじゃないんで多分に議論はこじつけだし、やるべきことは他にある。暴力装置は言論とセットでなければ世の中を間違っていない方向に変えられないし、暴力が仮に世の中を変えたとしても、それを以て正当化される訳ではな

    「加藤の乱」を平成の血盟団事件にしないために - 雑種路線でいこう
    umeten
    umeten 2008/06/16
    テロリストが自分の行動を意味付けていたとしても、その凶行が正当化されることはない? イスラエルという国家が一体どのようにして建国されたのか、ということですよ。
  • 蟹工船が平積みとなった挙げ句のアキバ事件か - 雑種路線でいこう

    いくら不幸だからといって暴発して他人を虐殺していい正当性はない。けれど日が貧しかった時代は年間200件近くこういう事件が起きていたというし、若者を切り捨てた時点で確率的にこういったことが起こることは十分に予想できたのではないか。ナイフ規制も別に構わないけど、官房長官には小泉政権時代に製造業派遣を認めた件と今回の通り魔事件との関連にも是非コメントいただきたいところではある。 天漢日乗: 秋葉原通り魔殺傷事件(その6)容疑者は日研総業の派遣社員で裾野市にあるトヨタグループの関東自動車工場勤務 6月一杯で辞めるよう通告を受ける この部分、私が電話で父親から聞いていた話とい違う。 少なくとも工場の正社員は6月30日付けで派遣はすべてクビと認識していたようだ。 期間工は契約更新しない形で順次数を減らすということ。 最終的には、正社員以外はすべて解雇する。 拙著『戦前の少年犯罪』に「戦前は通り魔が

    蟹工船が平積みとなった挙げ句のアキバ事件か - 雑種路線でいこう
    umeten
    umeten 2008/06/11
    >相関でいえば若年不安定就労と犯罪との因果関係の方が明らかで、銃刀法改正の前に若年就労対策や派遣業法改正を打ち出すのが先ではないか。 まあ、こういう正論が経済効率の前に美しく無視されるわけですよね。
  • 「働いたら負け」という甘えと、背景にある社会矛盾 - 雑種路線でいこう

    努力に対する報酬って数値化できる訳ではないし、誰もが機会費用とか真面目に算定して人生を選択しているとも思えず、ROIという言い方には微妙に違和感がある。でもたぶん社会が彼らを失望させたのは確かなんだろう。それは絶対的な報酬水準よりも、何かを動機付けされた時の期待報酬水準とか、周囲やメディアで流布されるライフスタイルと比べた相対的妥当性とか、将来期待とか、そういったもののアンバランスなんだろうな。 努力してもペイしないのであれば(投資に対して期待されるリターンが1:1以下なら)、努力しないのが合理的。いわゆる「働いたら負けかなと思っている」状態。 もしそういう状況を社会が弱者に強いているのであれば、「弱者の内面」の問題はすなわち社会の問題であって、「弱者の内面と社会の状況を分けて考えろ」とは言えなくなるのではないか。努力するインセンティヴを奪っておいて(あるいは剥奪状態を放置しておいて)「や

    「働いたら負け」という甘えと、背景にある社会矛盾 - 雑種路線でいこう
    umeten
    umeten 2008/06/08
    逆に考えるんだ。「分をわきまえる」という考えの結果が「無差別殺人」なんじゃないか、と。
  • そろそろBIとか戦争待望論についてひとこといっておくか - 雑種路線でいこう

    確かに勤労意欲とか考えると最低賃金と生活保護との間で辻褄を合わせなきゃいけないことは確かで、そこでBI(ベーシックインカム)的な両者を接合する算定手法って使えるのかも知れないよね。けれども仕掛けよりは運用に魂が宿るというか、現在の物価水準でBIを5万に設定すればネオリベ的だし、20万に設定すればBI来のコンセプトに近づくのだろう。で、後期高齢者医療制度で燃え上がった世論がダンコーガイ的BIを受容するとは考え難く、家BIっぽい制度を運営できる財政的余裕があるのって中東の産油国くらいだろ、という現実がある。だから現実問題として、BIは哲学的論点となり得ても政治的論点たり得ないのが実情だ。 いまニート論壇に最も欠けているのは対案で、ベーシックインカム論って数少ないネタではある。だけれどもマクロ経済的に詰まった議論ってみた試しがない。仮にあらゆる政治的困難を乗り越え、道路財源を削り、外郭団体の

    そろそろBIとか戦争待望論についてひとこといっておくか - 雑種路線でいこう
    umeten
    umeten 2008/05/07
    「現実の戦争」ねぇ……なぜそう希有壮大な「現実」をイメージするんだろう。彼の頭にあるのは歴史で習った「あの戦争」=空襲と自爆と自殺が吹き荒れた戦争だというのに。
  • ワーキングプアの再発見が学歴主義の裏返しであることの葛藤 - 雑種路線でいこう

    僕の指摘したことは来その土台って生活保護とか最低賃金だったんじゃないの?という話です。それが土台たり得ていないのであれば、何故そうなっていないのかを考える必要があるでしょう。これってロスジェネとかを超えた重い問題だし、突き放した言い方をすればワーキングプアっていつの時代にもいて、最近それが再発見されただけだよね、という面もあるのでしょう。一方で何故この時期にワーキングプアが再発見されたのかという背景も無視できない。 自分は、「最低つぶれないように何とか土台作って支えようよ」と言います。 この点について、私は見事な追い討ちだと言っているのです。 自己責任を持ち出すなら、はなからワーキングプアなんて社会問題じゃないって話なんですかね?そうならこの話はさっさと終わらした方がいい気がしますが。 何故ワーキングプアが再発見されたかといえば、これまでワーキングプアとはならなかった脛に傷のない高学歴

    ワーキングプアの再発見が学歴主義の裏返しであることの葛藤 - 雑種路線でいこう
    umeten
    umeten 2008/05/05
    理想に基づいた「内からの改革」?ひどい寝言ポエムだ/さらに言えば、「戦争」は物騒な方法なんかじゃない。目の曇ったメシア願望だ。理想や希望を与えるのは、戦争と何ら変わらない。必要なのは絶望という外部だ。
  • いじめられっ子だった俺が断言する ネットいじめは有害情報規制じゃ解決しない理由 - 雑種路線でいこう

    おいらの妄想じゃ国会議員さん達って厳しい選挙を勝ち抜いた選良で、僕ら庶民よりずっと人間の機微を知り抜いていそうな気がするんですが、実際どうなんですかねぇ。なんてことを考えさせられたのは、与野党とも有害情報については似たような定義をしていて、実に純朴っつーか単純で直情的と感じたから。 有害情報の種類 性質 フィルタリングとの相性 猥褻・残虐 先験的に定義が可能 ほぼ機械的にフィルタリング可能 非行・犯罪の誘発 事後的に検証が可能 部分的にフィルタリング可能だが精度は低い ネットいじめ 被害児童の主観 フィルタリング不能かつ問題解決にならず という訳で現実問題として、技術的にフィルタリングが有効なのは猥褻・残虐な情報に限られるし、この辺は立法化しなくとも親の判断によるフィルタリングソフト導入で間に合っているし、犯罪を引き起こしている訳じゃないので緊急性も低い。一方で与野党とも公表されている案で

    いじめられっ子だった俺が断言する ネットいじめは有害情報規制じゃ解決しない理由 - 雑種路線でいこう
    umeten
    umeten 2008/03/27
    政治家と文部科学省は、いいかげんに内藤朝雄の存在に気づけ。
  • 身内読者は悩ましいが、気にしたら負けだと思う。 - 雑種路線でいこう

    この分類でいうと僕は典型的に身内読者を苦痛に感じるブロガーだね。このブログも実際には時折親に読まれたり、に読まれたり、元カノに読まれたり、同僚や元同僚に読まれたり、付き合いのある同業他社、記者や担当編集者に読まれている訳だが。はてなが何十年か続けば、僕の息子達が十数年後に読むことだってあるかも知れない。「なかのひと」をみて時々自分の会社の文字が大きくなっていたりすると、かなり気が塞ぐ。 「読まれること」の最大の問題点は、「誰に読まれるか」が指定出来ない点にある。職場の上司に読まれるかもしれないし、親兄弟に読まれるかもしれない。恋人の読まれるかもしれないし、ニュースサイトの運営者に読まれるかもしれない。当たり屋ブロガーに読まれるかもしれないし、古い友人に読まれるかもしれない。そして、彼らに、「どのように読まれるか」も同じように指定できない。 そういえば前の会社で社長に結婚の報告をした時「あ

    身内読者は悩ましいが、気にしたら負けだと思う。 - 雑種路線でいこう
    umeten
    umeten 2008/03/17
    口が堅そうだと思った友達に勝手に触れ回られた挙句、もはや誰に読まれているかわからない状態のオレがきましたよ。それ以来、誰にも言わないことにした。
  • 高めのボールで思う壺 - 今回はユニセフ協会の作戦勝ち - 雑種路線でいこう

    そろそろ児童ポルノ法改正の件について書いておくか。まあ今回はECPATや日ユニセフ協会の作戦勝ちだ。みんな準児童ポルノ規制を心配しているけど最初から見せ玉で、国際的にも前例がなく保護法益的にも無理があったので、最終的には自民党案から外れる公算が高い。 何がともあれメディアやブログ界隈で児童ポルノに対する議論が盛り上がったこと、準ポルノ規制反対に批判が集中したことで議論の中庸は児童虐待コンテンツ規制に対して賛成となり、単純所持違法化に向けて充分な地均しになった。早ければ今国会にも児童ポルノ法改正案が出るんじゃないかな。 僕らはそろそろ次の議論に備えなくちゃならない。ネット上の有害コンテンツ規制とか、遠からず北欧やドイツをモデルにした大人向けコンテンツ規制が、国際協調の視点から議論されるようになるんじゃないかな。その結果どうなり得るかは数日前に書いた。 無理筋でアピールを出して議論を惹起して

    高めのボールで思う壺 - 今回はユニセフ協会の作戦勝ち - 雑種路線でいこう
    umeten
    umeten 2008/03/15
    児童の年齢定義見直しとか、代用監獄制度の廃止とか、強姦罪とのバランスで親告罪にしようとか、単純所持違法化とバーターとなる対案を仕込みつつ、児童を守るという政策目標を共有しつつプリンシパルを設定すべき
  • 子供の安全より補助金と露出が大事な自治体や学校って何 - 雑種路線でいこう

    世も末ですね、この手の感性って何でしょう。だいたい物流管理のために開発されたアクティブタグを子供の登下校管理に使おうなんて馬鹿なこと誰が思いついたんだか不思議でしょうがないのです。最も到達距離の長い400MHz帯アクティブタグでも20mしか飛ばない以上、センサーのあるところでしか位置を識別できないんですよ。登下校監視だけなら監視カメラ+顔認証で充分だし、下校中の位置監視や誘拐時の対応をしようとすると携帯電話の方がずっと有用で副作用もないのです。まだ子供に携帯を持たせたくなければ、機能を制限するなり携帯電話技術を利用した廉価な位置特定端末をつくればいい訳で。 ベンダー担当者「児童につけたタグが発する電波を受信して、児童の位置や行動がわかります。」、当方「むしろ誘拐などの犯罪を幇助しませんか?」、ベンダー担当者「はい、その通りです。自分の子供にはタグをつけさせないので大丈夫です」、当方「そんな

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  • なぜ大学で即戦力は育たないか - 雑種路線でいこう

    キャリアプランとか聞かれると今もさっぱり答えられない。だから財界のお偉方が大学を貶して「大学は象牙の塔に籠もっていて、実学を教えていない」とかいうのを聞くと、おいおいチャンスを与えていないのはそっちだろう、とか思ってしまう。これまで自分はどうやって仕事を覚えてきたんだろうか。いつも誰かの背中はみていたが、決まった背中ではなかった。けっこう新しいことが多かったから、失敗や停滞に対して周囲は寛大だった気もする。 人材育成というとカリキュラムの標準化とかスキル標準とか、とかくに横並びで底上げという話を聞くが、育てて育つ人材って結局のところコモディティなのであって、頑張ったところで大きなリターンがあるかというと難しい。では成功した奴はギフテッドだからというのもトートロジーだし腑に落ちない。恐らく制度化された教育とは別に、人を育てる、人が育つ仕組みって人間社会に組み込まれていたんだな、と気付かせてく

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    umeten
    umeten 2008/02/09
    「誰も何も教えない」という日本の伝統。日本国に教育なし。
  • 文化の変遷への適応と流動性 - 雑種路線でいこう

    さほど目新しい話は書かれていないが、比較的よくまとまっている1冊。NGNについては以前から、何故かくも賢い人々が集まって珍妙な網をつくるのか不思議に思っていたんだが、書を読めば何となく理解できるようになる。 大雑把に要約すると技術系では設備投資計画を決める設備屋が強く、会社全体では人事を握り政治家と結びついている労務屋が強く、幹部は今も電話時代の成功体験に引きずられて、技術を分かって筋を通した人材の多くは関連会社へ飛ばされたらしい。 書では特に触れられていないが、かつて何故かくもADSLを忌避したのか、なぜπシステムのような中途半端な光化を推進したのか、外からみていて謎だったことの疑問も氷解する。そして書を読んで考えさせられたのは、成熟期にある企業が如何に時代の変化に適応し、古い企業文化から脱皮することが如何に難しいかということだ。 実際どうかは分からないので一般論になるが、順調に右

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    umeten
    umeten 2008/02/03
    個々の世代差やレベルの差を前提とした社会が、日本では成り立たないという話。
  • 「羊狩り社会」をぶっ壊せ - 雑種路線でいこう

    小飼さんの書評が気になって『黒山もこもこ、抜けたら荒野 デフレ世代の憂と希望 (光文社新書)』を買いに走った。ロスジェネのひとりとして非常に共感できる内容だ。僕も感じていた親や社会への違和感について淡々と社会学的に分析しつつ、諧謔を交えて繊細なコトバにまとめるセンスはタダモノではない。これなら不毛な論争を惹起せず、勝ち組、負け組、老若男女を問わず課題を共有して対話を始め得るのではないか。 評に反して極めて現実的かつ建設的な政策提言も行われている。年齢差別の禁止や中途採用中心の人材登用は諸外国では一般的で、その気になればすぐにでも実現できる。非正規雇用の比率制限も、業種業態によって不公平が生ずる懸念もあって個人的には反対だが、正規雇用と非正規雇用との格差是正と階層間流動性の担保は何らかのかたちで進める必要がある。 しかし日はいつから、著者のいうところの「羊狩り社会」となってしまったのだろ

    「羊狩り社会」をぶっ壊せ - 雑種路線でいこう
  • 有害サイト規制の前に議論すべきこと - 雑種路線でいこう

    来る通常国会では先日報道された未成年の携帯電話に対するフィルタリングの既定有効化だけでなく、有害サイト排除へ向けた独自法案の提出も準備されているようだ。わたしも三児の父として子供たちのネット利用に当たっての安全には強い関心を持っているが、規制する前に議論すべき様々な論点が俎上に上がっていないことに強い違和感を感じる。「子供を守るために」と前面に出されると反論し難いが、法制化の前に議論すべき課題が山積している。 民主党は18歳未満の若年者が犯罪に巻き込まれるのを防ぐため、インターネット上の違法・有害サイトの削除をプロバイダーなどに義務付ける法案の国会提出に向け、党内調整を始めた。 違法・有害サイトと一括りにされるが、違法サイトを削除するための法律は既に整備されている。いわゆる「プロバイダ責任制限法」だ。違法サイトの通報を受けて削除すれば、プロバイダは免責されるという法律だ。この法律は、詐欺や

    有害サイト規制の前に議論すべきこと - 雑種路線でいこう
    umeten
    umeten 2008/01/05
    これもひとつの「ケガレの思想」か。以前見た、葬祭場建設反対の文句が「青少年の健全な育成に悪影響を及ぼす」と書いてあったのには笑った。