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ブラバと既に関するumikawausoのブックマーク (2)

  • 不壊の槍は折られましたが、何か? -ブラバン/津原泰水

    ブラバン 作者: 津原泰水出版社/メーカー: バジリコ発売日: 2006/09/20メディア: 単行 クリック: 29回この商品を含むブログ (119件) を見る 現在は赤字続きの呑み屋を営んでいる他片等(たひらひとし・40歳)は、高校時代、吹奏楽部でコントラバスを弾いていた。そして今、同級生の一人が結婚することになった。彼らは、当時の部員で有志を募り、その式においてブラスバンドを復活させようとする。必然的に、他片の想いはあの頃へ飛ぶ……。 80年度入部生が40歳を迎えた《現在》と、高校生活における吹奏楽部での活動という《過去》により構成される作品。《現在》と《過去》ではっきりパートが分かれているわけではない。同じ章の中でも時間は軽やかに飛び去り、あるいは跳ね戻る。ただし決して読みにくくないのは、物語の基線が《現在》と《過去》でぶれていないからである。より正確に言うと、これは、《過去》

    不壊の槍は折られましたが、何か? -ブラバン/津原泰水
    umikawauso
    umikawauso 2006/10/05
    「登場人物たち(欠けはある)の、内外両面で変わった部分と変わらない部分、人によってその割合もまちまちであること、音楽の魅力、しかしそれすらも遥かに、そして圧倒的に凌駕して、時は流れるということなのだ」
  • ブラバン/津原泰水/バジリコ - chronic life

    「僕には両方を弾く権利があります。人間あした死ぬかもわからんのに、未来があるかどうかわからんのに、二つの楽器を練習することも許されんのですか」(p.209-210) 「同じことじゃ思うで。俺はたぶん、何かが終わっていく感じが嫌いなんよ。どうように下らんことでも、それが終わるんが悲しいんじゃ。ほいでも終わらんものなんかどこにもない。じゃけえせめて最後の最後まで見届けようとする」(p.307) 当は、他にも引用したい箇所が幾つもあったんですが、厳選に厳選を重ねて、何とか二つに絞りました。しかもそれが両方共、語り手の(過去の)台詞と云うのが、何とも僕らしいような気もしてしまいますが。書には、篇の前に掲載されているものと同じ内容の「登場人物紹介」の小冊子が付いていて、そこには生徒と顧問併せて、三十四人もの名前とそれぞれについての短い紹介文が書かれているんですが、その中の誰にも全く共感出来ない

    ブラバン/津原泰水/バジリコ - chronic life
    umikawauso
    umikawauso 2006/10/03
    「この小説を読んで心を震わせることがない人なんて、誰一人としていないような気がすると云うことです。」
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