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2006年10月3日のブックマーク (2件)

  • ブラバン/津原泰水/バジリコ - chronic life

    「僕には両方を弾く権利があります。人間あした死ぬかもわからんのに、未来があるかどうかわからんのに、二つの楽器を練習することも許されんのですか」(p.209-210) 「同じことじゃ思うで。俺はたぶん、何かが終わっていく感じが嫌いなんよ。どうように下らんことでも、それが終わるんが悲しいんじゃ。ほいでも終わらんものなんかどこにもない。じゃけえせめて最後の最後まで見届けようとする」(p.307) 当は、他にも引用したい箇所が幾つもあったんですが、厳選に厳選を重ねて、何とか二つに絞りました。しかもそれが両方共、語り手の(過去の)台詞と云うのが、何とも僕らしいような気もしてしまいますが。書には、篇の前に掲載されているものと同じ内容の「登場人物紹介」の小冊子が付いていて、そこには生徒と顧問併せて、三十四人もの名前とそれぞれについての短い紹介文が書かれているんですが、その中の誰にも全く共感出来ない

    ブラバン/津原泰水/バジリコ - chronic life
    umikawauso
    umikawauso 2006/10/03
    「この小説を読んで心を震わせることがない人なんて、誰一人としていないような気がすると云うことです。」
  • エロゲー系ビジュアルノベルの作法に則って『ひぐらしのなく頃に』を弁護する - シロクマの屑籠

    【警告!】このテキストは若干ネタバレを含んでいます。『ひぐらしのなく頃に解・第八章祭り囃子編』までを鑑賞したことのある人以外は読まない事をお勧めします。最低でも『第七章・皆殺し編』までを鑑賞したうえでご覧になったほうが良いと思います【警告!】 『ひぐらしのなく頃』が完結して一ヶ月が経った。盛り上がりの果てに賛否両論吹き荒れる結末を迎えた作品。前半部からもう一度読み返してみたが、なんだやっぱり面白い。抜群のエンターテイメントだ。細かい点はともかくとして、大まかなギミック*1は殆ど首尾一貫しているし、それを前提にした思い切った描写が第一章〜第四章にも為されていると再確認した。整合性がどうこうとアラをつけている人もいるけれど、八章もの長丁場において大まかな一貫性を維持出来たことは素直に評価しておいてもいいんじゃないかな、と思う。 さて、この『ひぐらし』には批判が色々突きつけられている。もしかす

    エロゲー系ビジュアルノベルの作法に則って『ひぐらしのなく頃に』を弁護する - シロクマの屑籠