はじめに断っておきますと、これは自説ではありません。某氏(としておきます)が以前におっしゃっていた考えおよび、それを秋山なりに捉えなおしたものです。 やっぱり前例があったみたい。ごめん。 http://d.hatena.ne.jp/trivial/20051215 電撃文庫でミステリ・スピリッツ溢れた作品を上梓している作家がいます。その名は久住四季、『トリックスターズ』が代表作です。そのシリーズの2作目『トリックスターズL』の序盤には、ちょっと目を剥くような驚きのトリックが使われています。ネタバレになりかねないので明言は避けますが、1作目を読み終えている読者であれば自明の情報が伏せられており、文字通り意味のない叙述トリックという様相を呈しているのです。 [rakuten:book:11544977:detail] 初めてこの作品に触れたとき、秋山は森博嗣のVシリーズに似ているなと感じました