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ブックマーク / deltazulu.hatenadiary.org (101)

  • カフェかもめ亭 - 私的ファイル deltazulu 記録再開

    真面目で無口なつまらないおとなだって思ってたうちの父さんは、ほんとは先祖代々の秘密を守る、かっこういいおとなだった。―― そんなふうに、世の中にいる、他のおとなたちも、ほんとうは何かしら、僕たち子どもの目にはみえない秘密や、優しいところを隠してるのかもしれないな、って。そしたら、おとなになるのもいいな、って思うようになった。 カフェを訪れる人たちの少し不思議な体験談。カフェの居心地もさることながら、人の温かさが伝わってくるお話がとても良かった。「ねこしまさんのお話」が大好き。→ 感想

    カフェかもめ亭 - 私的ファイル deltazulu 記録再開
    umikawauso
    umikawauso 2011/01/24
    カモメ亭にねこしまさんという単語にさえ惹かれる。
  • 菜々子さんの戯曲 Nの悲劇と縛られた僕 - 私的ファイル deltazulu 記録再開

    「ずいぶん残酷だね」 「そりゃ残酷よ。子供だもの」 面白かった!小学校の頃に起きた事故は、当に事故だったのか?振り返りながらたどっていくうちに見えてくるトリックと、気づかされる思いに、どんどん心拍数が上昇していく。可愛いのに怖い。否定して、抜け出せたと思ったら、いつの間にか振り出しという推理模様が素敵。最後に見せる呪いは、恋と言いたい。よかったです。→ 感想

    菜々子さんの戯曲 Nの悲劇と縛られた僕 - 私的ファイル deltazulu 記録再開
    umikawauso
    umikawauso 2010/08/10
    好みのラインっぽいので気になります。
  • トッカン 特別国税徴収官 - 私的ファイル deltazulu 記録再開

    逃げるな。諦めるな。最後まで、お前自身がオトシマエをつけろ! 「やります」 わたしは、言った。 これは、わたしの『仕事』だ。 トッカン付きの仕事だ。 面白かったー!税金を滞納する人から、徴収する特別国税徴収官のお話。滞納理由はいろいろあって、時にキツイ場面に遭遇して落ち込むこともあるけれど、厳しい上司が凄腕で、天敵同期がけしかけてくれて、這い上がっていく姿に、なんか自分も仕事がんばろって気にさせられました。成長物語はいいなー。最後にちらりと見えた恋愛要素もニヤリとさせられたので、ぜひとも続きをお願いしたい。→ 感想

    トッカン 特別国税徴収官 - 私的ファイル deltazulu 記録再開
    umikawauso
    umikawauso 2010/07/11
    成長物語らしいので気になる。高殿さんの本をあまり読んでなかったな~。
  • メグル - 私的ファイル deltazulu 記録再開

    「こういうのはね、ここいらでは『引く手』って言われててね。通夜の晩に引っ張っていっちゃうんですよ」 「なにをですか?」 「生きている人を、あの世にです」 表情は思いがけないほど真剣だった。 「だから、あなたには今夜一晩ここにいて、お婆ちゃんの手を握って、それを止めていてほしいんですよ」 大学の奨学係のユウキさんから紹介される少しフシギなバイトを体験する学生たちを描く短編集。とても良かった。ちょっぴり怖い要素もあったりするけれど、バイトを通して、自分を見つめ直したり、生きることに感謝したり。最後の二編はじんわり泣かされる。→ 感想

    メグル - 私的ファイル deltazulu 記録再開
    umikawauso
    umikawauso 2010/07/11
    少し不思議なバイトを扱った短編集。読んでみたい。
  • 超能力者のいた夏 - 私的ファイル deltazulu 記録再開

    「それでわかったのは、夢なんて探さなくていいんだな、ってこと。なくてもいい。やるべきことをやっていれば、その先に待っている。そう思えるようになった。夢のために努力するのもいいけど、努力したことが夢になるのもいいかな、ってね」 とても面白かった!家が火事になり、男女共同の学生寮に済むことになったら、そこにいるのは皆超能力者で、というお話。超能力者といっても、ほとんど役に立たないものばかり。なので、力そのものよりも、能力のおかげでこれまで疎外されて生きてきた人たちと一般人の交流を描く物語といった感じでした。寮生活においていろんなハプニングがあったけれど、みんなで力を合わせて乗り越えていく。素敵です。→ 感想

    超能力者のいた夏 - 私的ファイル deltazulu 記録再開
    umikawauso
    umikawauso 2010/06/29
    スルーしちゃったけど購入検討。
  • 2009年に読んだ本のまとめ - 私的ファイル deltazulu 記録再開

    今年は新刊を減らすと宣言して実際に減ってます。ええ、誰がなんと言おうと減ってるに決まってる(新刊は!)。その分、既刊のシリーズモノが増えましたが。だれだ、Twitterなんてものを開発した人は!あれほど、お勧めを押し付けあうのに適したツール*1はこれまであっただろうか……おかげでいろいろな物語に出会えたからいいけど。 どんな物語に出会えたか、今年読んだを振り返ってみることにした。 2009年1月 読んだ……というか、感想を書いたの冊数は、56冊でした。 1月はなんと言っても「運命のタロット」だよなあ。続編の「真・運命のタロット」の最終巻を読んだときの興奮は、いまだ覚えてる。第三部マダー。 そのほか「なかないでストレイシープ」や「バード・ハート・ビート」(超傑作!)が印象的でした。 新刊では、胸が痛くなる切なさいっぱいの「プシュケの涙」と、こんな部活棟があったらどんなに楽しいだろうと思

    2009年に読んだ本のまとめ - 私的ファイル deltazulu 記録再開
    umikawauso
    umikawauso 2010/01/01
    色々と読み残しはあるけれども、碁と聞いたら。
  • 天夢航海 - 私的ファイル deltazulu 記録再開

    こんなことって、あるのだろうか。こんな偶然、あっていいのだろうか。いやだ、手が震えてしまう。 あさみの興奮をよそに、一子はすぐ冷静さを取り戻したようだった。紅茶をひと息に飲み干し、空のカップを静かに置いた。 「やってみようか。『天夢界紀行』の著者、もしくは発行人捜し」 屋で出会う小冊子というアイテムは、なんとワクワクさせられることか。「天夢界紀行」という小説と出会った少女達のお話は、時に切ないものがあるものの、人との繋がりが温かかったです。→ 感想

    天夢航海 - 私的ファイル deltazulu 記録再開
    umikawauso
    umikawauso 2009/12/02
    魅力的な世界に浸れるらしい。でるひた。
  • 白蝶花 - 私的ファイル deltazulu 記録再開

    結婚は、していません。父親も、兵隊に行きました」 「……」 「一人で生きていかなきゃいけないんです、私は」 千恵子は吹雪の荒れた手を取った。 「ねえ、男の人に頼らず一人でも大丈夫だと、生きてゆけると言ってくださいませ、お姉さま。千恵子さんなら大丈夫だと、おっしゃってください」 望んではいけない恋。でも抑えきれない思い。狭間に立たされた人のやるせなさに胸が詰まる。戦時中のお話は特に……お国のために失われた命と、残されたものの悲しさと強さが印象的でした。最後に繋がっていく構成にやられた。→ 感想

    白蝶花 - 私的ファイル deltazulu 記録再開
    umikawauso
    umikawauso 2009/11/20
    面白そうなので、見かけたら手にとる。
  • 友だちの作り方 - 私的ファイル deltazulu 記録再開

    「なんで、柚木さんは、わたっ、私に友達の作り方を教えてくれるの?」 それは素朴な疑問だった。なぜ椛のことを気にかけてくれるのか。 そんな椛の疑問とは裏腹に、柚木の回答はというと、至極単純なものだった。 「何言ってるのよ、友達だからに決まってるでしょ」 友達の作り方がわからないまま、早十六年がたった少女が、屋上で出会った柚木と友だちの作り方を実践していくお話し。これは素敵。平凡かも知れないけれど、人との出会いって、大きな変化をもたらすことがあるんですよね。ちょっとずつ実践して友達を作っていき、その友達と共に、別の友だちを助けていく展開がとても良かった。こういうお話し大好き。→ 感想

    友だちの作り方 - 私的ファイル deltazulu 記録再開
    umikawauso
    umikawauso 2009/10/31
    心がやさぐれパンダになったときに読みたい。
  • グラスハート - 私的ファイル deltazulu 記録再開

    「だから、昨日、うちの母親に言われたんだけど。贅沢になりなさいって言うんだ、母親が。音楽がたのしいのはあたりまえなんだって、だけどそこで満足しないで贅沢にならなくっちゃって。あたし、その意味ってよくわかんなかったんだけど、だんだんわかってきた気がする。まだモヤモヤだけど、なんかわかってきた気がする」 「贅沢?」 「うん。誰とやるかってことだよね」 すっげー面白い!バンドのメンバーの個性にニヤニヤしまくりでしたが、それ以上に音楽シーンが素晴らしかった。才能を目の当たりにする場面や音に引き込まれるセッションは、興奮しまくり。この人達の音楽を聴きたいと心から思った。→ 感想

    グラスハート - 私的ファイル deltazulu 記録再開
    umikawauso
    umikawauso 2009/10/18
    最近、音楽関係の小説が気になっているので。
  • 15×24 link one せめて明日まで、と彼女は言った - 私的ファイル deltazulu 記録再開

    画面をスクロールする。思ったとおり、メールの山だった。順に見てる最中にも、次から次へ……もちろん話題はただ一つ。 09:15:45 徳永が自殺予告! 09:16:02 どうする?止めに行く? 09:16:14 行くってどこへ 自殺願望のある少年の遺書が、ひょんなことからメールで出回って、正義の味方を気取る人、ゲーム感覚の人、お人好し、気の人、仕方なしの人などが、彼を止めるべく動き回るお話し。いろんな場所で出会いがあり、様々な推測を立てながら、近づく人もいれば、遠ざかる人もいて、スピード感抜群で面白い。ラストがとんでもない引きなので、続きが早く読みたい。→ 感想

    15×24 link one せめて明日まで、と彼女は言った - 私的ファイル deltazulu 記録再開
    umikawauso
    umikawauso 2009/09/26
    一通のメールで様々な人物が絡んだり絡まなかったりする話のよう。面白そう。
  • ちょコワ、いかがでしょう? ほんとにあった、ちょいコワ奇譚集 - 私的ファイル deltazulu 記録再開

    「こっちは物……ですよね?」 「物……。それが幽霊って意味なら、どうなんだろう?」 「ええ?まだ抵抗するんですか?そんな体験をしておいて。明らかに幽霊ですよね?」 「幽霊はいなくても、幽霊を出現される呪いはある。そんな風に思っているんだよ」 ちょコワは超コワいの略か?小説ネタのために収集する怪談は、時に有り得ないだろとツッコミ、時に気味悪く思ってたら、だんだんとリアルな怖さが混じってきて……なんていうか目をそらしたいのに見てしまうような怖さでした。面白かった!→ 感想

    ちょコワ、いかがでしょう? ほんとにあった、ちょいコワ奇譚集 - 私的ファイル deltazulu 記録再開
    umikawauso
    umikawauso 2009/08/23
    怖いらしい。タイトルや表紙とのギャップが気になります。
  • STEP OUT - 私的ファイル deltazulu 記録再開

    「アカデミアは地上人の君らを、卒業するときに文句なしの宇宙船乗りにして送り出す。そして君らは行くのだ、上へ。宇宙へ。誰も行ったことのないような、新しい宇宙へ。星々の輝きに祝福を受けながら。星は遙か彼方にあるのではない。望みさえすれば、励みさえすれば、君ら全員がその手にすることができるのだ」 宇宙を目指す学生たちのお話。すっごい良かった。こういうお話大好き!いがみ合うこともあるんだけど、ちゃんと認め合って、仲間のすばらしさが伝わってくるんだから素敵です。各章の頭に引用される宇宙探検隊長の言葉が、たまらない……。幾度となくじわりとさせられました。→ 感想

    STEP OUT - 私的ファイル deltazulu 記録再開
    umikawauso
    umikawauso 2009/06/13
    コバルトなので私には見つけにくいかも。。
  • 七夕ペンタゴンは恋にむかない - 私的ファイル deltazulu 記録再開

    ただ、神様との約束に頼るばかりじゃなくて。 こうして、伊緒を笑顔にさせられるのと同じように。 自分の力で、なんとかしなくちゃいけない。 大切なものを、大切なままで。 変わらないものと信じて、ずっと大切にしていきたいから。 五人の幼馴染み。いつまでも変わらないでいたいと思っていたのに、壊したくないから嘘をつき、大切だから我慢をして。募る思いが胸に響く展開が切なかった。最後に、大切な思いが残ったところが良かったです。こういうお話好きだ。→ 感想

    七夕ペンタゴンは恋にむかない - 私的ファイル deltazulu 記録再開
    umikawauso
    umikawauso 2009/06/03
    気になるタイトルと表紙です。私も惚れちゃいそう。
  • ペテン師一山400円 - 私的ファイル deltazulu 記録再開

    「えっ、ほんとに結婚詐欺師なの?」 「結婚詐欺は専門ではありませんが、詐欺師です」 その目を見ていた純太は驚いた。 「僕がフサさんに教わったのは詐欺のやり方を一から十まで。ちなみに雲出一族はみな、大なり小なり詐欺と呼ばれる行為が専門です」 だ ま さ れ た!×2 30億の遺産相続条件は、詐欺で2000万を稼ぐこと。中学生と美術詐欺師がコンビを組んで挑むコンゲームは楽しかった。みんな素敵な性格ばっかりでいいなー。続編希望。→ 感想

    ペテン師一山400円 - 私的ファイル deltazulu 記録再開
    umikawauso
    umikawauso 2009/05/04
    ウイング文庫買ったことないけど気になる本。
  • ペンギン・サマー - 私的ファイル deltazulu 記録再開

    「つまり……おまえはもともとは普通のペンギンで、誰かに改造されてサイボーグみたいな身体になったってことか?一から科学で組み上げられた存在じゃなくて」 「ま、そうなる」 「誰に改造されたんだ」 「赤面党……って知ってるか?」 最後でかっちりハマって、とてもよかった。なるほどなるほど。キーワードが散りばめられてたのに、気づかなかった自分が悔しく、良い意味でやられた感。→ 感想

    ペンギン・サマー - 私的ファイル deltazulu 記録再開
    umikawauso
    umikawauso 2009/04/27
    一行でひっくり返される話は好き。
  • コンビネーション - 私的ファイル deltazulu 記録再開

    「だからぼくだって、名倉さんのために野球やるつもりないです。サインが出ればバントもします。空振りもします。でもみんな僕のためにするんです」 言い過ぎかと思ったが止まらなかった。押し寄せる闇が言わせた。 誰もが名倉さんみたいにチャンスを与えられるわけじゃないのだ。そして誰もがほんとうは、名倉さんになりたいのだ。 ひとりの野球選手を、周囲の視点から描いた短編集。プロの厳しさとプライドが心に残る。素晴らしかった。 → 感想

    コンビネーション - 私的ファイル deltazulu 記録再開
    umikawauso
    umikawauso 2009/02/25
    これは気になる。
  • 聖ベリアーズ騎士団! - 私的ファイル deltazulu 記録再開

    「君の配属先 ― 第十一騎士団が他の団から何と呼ばれているか、知っているかい?」 「なんて……?」 「セルフィア騎士団の落ちこぼれ」 思わずよろめきそうになった。 お、落ちこぼれ? ちょー楽しかった!変人ばかりが集まる騎士団に入った紅一点の苦労に笑涙する。 → 感想

    聖ベリアーズ騎士団! - 私的ファイル deltazulu 記録再開
    umikawauso
    umikawauso 2009/02/20
    キャラクターが面白そ~だ。
  • ナナヲ・チートイツ - 私的ファイル deltazulu 記録再開

    「感謝するよ……あんたの言葉で、やっと腹が括れた」 親父に提案されなければ、俺は寧ろ自ら進んでそうしたかもしれない。それが最後の保険だと言う考えを、自分から打ち消せなかった以上は。 「俺はあんたとは違う。自分が這い上がるために、他人を踏み台にしたりはしない」 こんなに真面目に麻雀小説やってるとは思わなかった。 → 感想

    ナナヲ・チートイツ - 私的ファイル deltazulu 記録再開
    umikawauso
    umikawauso 2009/02/18
    麻雀小説とのこと。表紙からはそんなイメージないのだけれどもー。
  • マイナークラブハウスへようこそ!―minor club house(1) - 私的ファイル deltazulu 記録再開

    業平は、ここしばらく味わっていなかった感覚が、久しぶりに降りてくるのを、視覚的に捉える。 自分のパートじゃない。ずっと続くバンドじゃない。1回限りの企画物のセッションだってのに。 こんなに手応えがあるって、どーよ。 最高に面白かった!弱小文化部ばかりが部室を置く、桃園学園事務棟、桃園学園。別名、マイナークラブハウスに集うはみだしものたちが繰り広げるハイスクールライフ! → 感想

    マイナークラブハウスへようこそ!―minor club house(1) - 私的ファイル deltazulu 記録再開
    umikawauso
    umikawauso 2009/01/29
    ここ好きだと、照れながらでも言えること。