Cruel America、これは、最近、アメリカの著名雑誌『ネーション』に掲載されたジョナサン・シェルの論説の表題です。ジョナサン・シェルはアメリカで早くから核抑止論に反対を表明した反核ジャーナリストとして有名で、今回の福島原発事故についても積極的に発言していますから御存じの方も多いでしょう。30年前、彼が雑誌『ニューヨーカー』に連載した『地球の運命』という記事をゼロックスでコピーして熱心に読んだ時のことを私はよく憶えています。和訳本は今は入手しにくそうですが、短い紹介が見つかりましたので転載させてもらいます。: ************************* ジョナサン・シェルの『地球の運命』 雑誌『ニューヨーカー』の記者(当時)ジョナサン・シェル(1943- )が1982年に同誌に連載した核兵器の脅威を描いた著作です。1981年から82年にかけて全米各地で反核運動が高まり、核