こんにちは、クレスウェア株式会社の奥野賢太郎 (@okunokentaro) です。本記事はTypeScript 一人 Advent Calendar 2022の1日目です。 Utility Types TypeScriptにはUtility Typesというものがあります。TypeScript 2.1から徐々に導入され、4.9の現在では、Utility Typesを全く知らないままTypeScript開発を進めるのはもったいないと言えるほど充実しました。 本記事や一連のアドベントカレンダーでは、そんなUtility Typesを中心にTypeScriptの活用について紹介していきます。そのまま説明するだけではドキュメントの日本語訳になってしまいますので、たとえ文量が短かったとしても筆者の経験や実例を中心に紹介する方向で予定しています。 ReturnType<T> 1日目を飾るのはRetu