【2014年7月17日 McGill University】 数千分の1秒というひじょうに短い現象「高速電波バースト」はこれまでオーストラリアのパークス電波望遠鏡だけで観測されてきたが、プエルトリコのアレシボ電波望遠鏡でもとらえられた。天の川銀河からはるか遠く離れたところで起こったと考えられるが、依然として発生源は謎のままである。 ぎょしゃ座の領域にあるFRB 121102が発生した位置(緑の丸)を示した可視光画像(右:星形成領域「IC 410」、左:超新星残骸「S147」)。クリックで拡大(提供:Rogelio Bernal Andreo (DeepSkyColors.com)) オーストラリアのパークス電波望遠鏡を使った観測で、わずか数千分の1秒というひじょうに短い現象である「高速電波バースト」がこれまでに複数記録されてきた。他の観測施設による同様の発見例が皆無であったため、この現象は