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2023年2月8日のブックマーク (7件)

  • アガサ・クリスティ自選の傑作『終りなき夜に生れつく』

    「知らないけど、間違いなく面白い」を読むには、どうすればいい? 世間で評判のベストセラーなら、少しは期待してもよいだろうが、「私が」面白いかどうかは別だ。プロ書評家が「これを読め」なんて誉めても、”Not For  Me” (私には向いてなかった)なんてザラである。 そんなとき、どうするか? 面白いを、「これ面白かった!」と叫べばいい。 すると、「それが良いならこれなんてどう?」なんてレスポンスがもらえるときがある。 ブログ記事に残されたメッセージだったり、twitter のリプライだったり、はてなブックマークでのコメントだったりする。そんな返事をくれる人は、鉦や太鼓で探すべきだし、オススメは果敢に手を出すべき。 なかでも、はてなブックマークのコメントは有難く、知らないけれど、面白いに出会うきっかけを何度も貰った。どんなに感謝しても感謝しきれないくらいである。 今回は、d-ff さん

    アガサ・クリスティ自選の傑作『終りなき夜に生れつく』
  • 映画監督「なぜ大学生のつくるものがつまらないのか」→大人にも直撃しまくる至言だった「思い当たりすぎて死ぬ」

    (B面) @zyasuoki_b 是枝裕和監督の対談を読んでいたら「なぜ大学生のつくるものがつまらないかというと、内側が豊かでないのに自己表出しようとするからです」という一節がサラッと出てきてギョッとしながらストンと腑に落ちた。2016年のだけど、現在では大学生だけでなくネット上の表現に広く当てはまる話だ。 2022-06-11 15:01:22

    映画監督「なぜ大学生のつくるものがつまらないのか」→大人にも直撃しまくる至言だった「思い当たりすぎて死ぬ」
  • ディストピア小説不完全ガイド全56冊ー今だからこそ読みたい古典から新作まで(随時更新) - ゴミ本なんてない

    その過激な発言と排斥主義で世間の耳目を集めたトランプがまさかの大統領として着任した2017年初頭。途端に「ビッグ・ブラザー」といった造語を浸透させた事でも有名な、ジョージ・オーウェルの『1984』が爆売れしたのも記憶に新しい。人間の究極の理想であるユートピアとは真逆の、破綻した近未来を描くディストピア小説。その金字塔と言っても過言ではない作は、下手したらこうなるかもしれない、こうなってもおかしくない、という人間の不安を巧みに具現化し、時代を超越したメッセージ性があるからこそ、50年以上経った今でも数多くの人間に愛されている。 自分も例に漏れず『1984』を始め、ディストピア小説が大好きで結構読んでいたつもりだったのだけど、ここらで一旦今まで読んだの棚卸しするのにも丁度良いと思い、古典から新作まで、読んだ事があるものを全部まとめてみました。特に最近はかなり面白い作品が増えているので、邦訳

    ディストピア小説不完全ガイド全56冊ー今だからこそ読みたい古典から新作まで(随時更新) - ゴミ本なんてない
  • 【更新】創作する人は必読!書評家が下読みで感じた「応募小説の問題点」がめちゃくちゃタメになる

    杉江松恋@10/6東方紅楼夢き-17b @from41tohomania 職業は書評を中心としたライター業です。東方project奮戦中につき、ツイートは東方成分多し。現在は地霊殿中です。普通の日常報告についてはブログでどうぞ。他に言及する話題は古典芸能や、翻訳ミステリーについてなど。フォローもリムーブもご随意に。【新規】ゲラなどの送付物はプリントアウトでいただけると助かります。 mckoy.cocolog-nifty.com/hansei/ 杉江松恋@3/31東方名華祭A-06 @from41tohomania 下読み中。すごもり生活の反映なのか、作者の私生活をそのまま描いたものが散見される。でもね、あなたがよほどの有名人ではない限り、私生活は平凡で退屈な題材なのです。日常をそのまま書いておもしろい作品は存在するが、それは文章が素晴らしいから。文章の天才でないのなら物語性で工夫しないと。

    【更新】創作する人は必読!書評家が下読みで感じた「応募小説の問題点」がめちゃくちゃタメになる
  • 一気読みは確実の超面白小説 『ライトニング』 (ディーン・R・クーンツ 著/野村芳夫 訳) | 北上 次郎 | 書評

    2014.09.03書評 一気読みは確実の超面白小説 文:北上 次郎 (文芸評論家) 『ライトニング』 (ディーン・R・クーンツ 著/野村芳夫 訳) 出典 : #文春文庫 ジャンル : #エンタメ・ミステリ あの熱狂を思い出す。クーンツがいちばん輝いていた時代を思い出す。いまからちょうど二十五年前、一九八九年のことだ。この年、クーンツ作品は、『戦慄のシャドウファイア』『ウィスパーズ』『邪教集団トワイライトの追撃』『ライトニング』『12月の扉』『夜の終りに』『雷鳴の館』『殺人プログラミング』と、各社から合計八作が翻訳された。このうち面白かったのは五作。八分の五ならすごい。クーンツ元年といっていい。それ以前にもクーンツは、『マンハッタン魔の北壁』とか『逃切』とか幅の広い作品を書く器用な作家として紹介されていた。この年突然紹介されたわけではない。だが、一九八九年のクーンツは、まったく新しいクーン

    一気読みは確実の超面白小説 『ライトニング』 (ディーン・R・クーンツ 著/野村芳夫 訳) | 北上 次郎 | 書評
  • ジョン・ガッテニョ「SF小説」(文庫クセジュ) SFは方法とテーマの文学。人間や社会にペシミスティック出会っても科学への信頼は揺るがない。 - odd_hatchの読書ノート

    これを読むと、ミステリ(探偵小説)は形式の文学だなあと思う。形式は犯罪→探偵→捜査(解決)で構成される。そこにはしばしばテーマはない。形式を踏まえていれば、何の内容もなくてかまわない。量産されるミステリ(探偵小説)はそういうものだ。また作品はしばしば超歴史的。どこでだれがどのような状態で書いたかというのは、形式を検討するときに問題にされない。なので、19世紀の短編は21世紀の短編と形式において比較可能になる。 一方、サイエンス・フィクション(SF)は方法とテーマの文学だ。方法は科学的思考(ここでは知識と推論で代表される。別のなにかでいえそうだが、自分には見つからない)。その方法でいくつかのテーマを扱う。無理やりに統合すると予測(仮説とか外挿とかでもいいような気がするがぴったりすることばが見つからない)。このふたつがとりあえずそろっていれば、形式なぞなくてもSFは可能になる。とはいえ、19世

    ジョン・ガッテニョ「SF小説」(文庫クセジュ) SFは方法とテーマの文学。人間や社会にペシミスティック出会っても科学への信頼は揺るがない。 - odd_hatchの読書ノート
  • 水に浮かばないし沈まない。まったく新しいタイプの氷を作成。宇宙で自然形成されている可能性も

    科学者が氷をカクテルのようにシェイクしたら、まったく新しい氷が出来上がってしまったそうだ。それは水に浮きも沈みもしない。 『Science』(2023年2月2日付)で報告された新しいタイプの氷は、液体の水によく似た「非結晶氷」だ。 氷でありながら密度が水とほぼ同じなので、水に入れても浮きも沈みもしない。それどころか、もはや氷ですらなく、ガラス化した水とすら言えるかもしれないという。 この不思議な氷は、地球上ではまったくの新顔だ。だがもしかしたら、木星の氷の衛星などでは、自然に形成されている可能性もあるそうだ。 水に浮かないし沈まない、地球上にはない不思議な氷 この不思議な新しい氷の作り方はシンプルだ。 容器を氷で3分の1ほど満たし、もう3分の1にステンレスの球を入れる。これを液体窒素でマイナス195度まで冷やす。そしてカクテルでも作るかのようにシャカシャカとシェイクする、それだけだ。 通常

    水に浮かばないし沈まない。まったく新しいタイプの氷を作成。宇宙で自然形成されている可能性も