海上自衛隊佐世保史料館「セイルタワー」 愛妹。今回は、海上自衛隊の広報施設である佐世保史料館、通称「セイルタワー」のことを書こうと思います。 セイルタワーという名のとおり、海のほうを向いた船の帆をイメージした大きな建物が、少し遠くからでもよく見えます。 しかしこのビルは新館部分にあたり、その新館を支えるようにくっついている旧館は、明治時代に海軍士官、外国士官などの懇談・接待・宿泊などに使用されたという水交社の建物を一部修復したものだそうです。なので、石造りの洋館に近代的なデザインビルが連結している不思議な外観となっています。 戦前に建てられた軍関連の立派な洋館は、米軍が接収していることがほとんどですが、この水交社も例に漏れず、1982年までは米軍の将校クラブとして使用されていたということです。呉にある海上自衛隊の第一術科学校や第一庁舎もそうでしたが、明治期に建設された海軍の建物は本当に立派