バングラデシュにロヒンギャ難民29万人流入=飢える子、泣き崩れる母 ミャンマーからバングラデシュに避難したロヒンギャ難民の母子=8日、南部テクナフ(EPA=時事) 【ニューデリー時事】ミャンマー西部ラカイン州で8月25日に始まった治安部隊と武装勢力との戦闘を逃れ、隣国バングラデシュに避難したイスラム系少数民族ロヒンギャは、国際移住機関(IOM)によると、9日までに29万人に達した。多くは女性や子供、高齢者だが、たどり着いても十分な支援はない。避難中に船が沈没し、相次ぎ水死している。 バングラデシュ南東部コックスバザールには、迫害を逃れた大勢のロヒンギャ難民が身を寄せる。バングラデシュ当局や支援団体がキャンプを建設し、食料を配給するが、支援は追い付かない。 バングラデシュ紙デーリー・スターはコックスバザールのロヒンギャの姿を連日報じている。シャフィカ・ベギュムさん(35)は5日、生後8日の娘