長州「正論」懇話会の第17回講演会が8日、山口県下関市の下関市民会館で開かれ、自民党の三原じゅん子参院議員が「八紘一宇にみる天皇と『おおみたから』」と題して講演した。三原氏は「強きも弱きも協調する和の精神を世界に提案したい」と訴えた。 三原氏は「八紘一宇を『侵略戦争を正当化する言葉だ』という人もいるが、そうではない。世界の隅々まで一つの家族のように、手を携えていくという家族主義的な言葉だ。建国以来、受け継がれてきた」と分析した。 また、「グローバル資本主義のゆがみがテロなどを生む中、協調して社会を支えようとする考え方は大きな鍵になる。和の精神は世界に提案できる」と強調した。「真の保守とは、誰かを排除したり強い自分さえ良ければよいという考えの正反対にある」と述べた。