8月初め、米ラスベガスで開催された世界最大のセキュリティハッキング大会「DEF CON CTF 2016」は、これまでとは異なる様相を呈していた。カーネギーメロン大学の研究チーム・フォーオールセキュア(ForAllSecure)が開発した人工知能(AI)システム「メイヘム(Mayhem)」が大会初出場を果たし、世界最高のハッカーチームとハッキングに対するセキュリティーの能力を競ったのだ。 まだ、同大会の結果は決していない。それでも、メイヘムの成績は大会に出場した15個のハッキングチームの中、14位を記録すると予想されている。 メイヘムは、米国防総省傘下の国防高等研究計画局(DARPA)が開催したAIシステム同士のハッキング大会「サイバーグランドチャレンジ(CGC)」で、他の6つのシステムを破り優勝。その優勝者としての威信をかけ、今年のDEF CON CTF 2016に参加し、人間のハッカー
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