フランス検察は9日、パリ近郊で女性テログループを摘発したと発表した。中東シリアにいる過激派組織「イスラム国」(IS)のメンバーから指示を受けていたうえ、仏各地でテロを起こした容疑者とつながっていたと指摘。テロ計画は差し迫った段階だったとした。 仏当局は8日に女3人を逮捕していた。パリで見つかったガスボンベを積んだ車については、起爆装置はなかったものの、可燃物を含んだ毛布のようなもののそばにたばこの吸い殻が残されていたと検察が発表。火を付けようとした可能性を示唆した。別のテロ計画も捜査しているという。 容疑者のうち、車の所有者の娘(19)はシリアへの渡航を望んでおり、要注意人物だった。所持品には、ISへの呼びかけに応じてテロを起こす意欲を記した文書もあった。別の女(23)は、6月にパリ近郊で警官を刺殺した容疑者や、7月に仏北西部ルーアン近郊でカトリック司祭を殺害した容疑者とつながっていたとい