イタリア文化省は20日、初代ローマ皇帝、アウグストゥス(在位・紀元前27〜紀元14年)がローマの宮殿わきに建てた大理石のドームを発見したと発表した。 ドームは洞穴のくぼみを生かす形で造られた。洞穴は、ローマを建国した双子の兄弟ロムルスとレムスがオオカミに育てられた場所と信じられ、当時、信仰の対象だったとみられる。考古学者は、建国伝説の地に宮殿とドームを建てることで、自分が新しい国父であることを示そうとしたとみている。 ドームは高さ7メートル、直径6.6メートル。ローマ中心部にあるアウグストゥス宮殿跡の、テラスの下(地下16メートル)から見つかった。モザイクと貝で描いた円天井の鮮やかな模様が、遠隔操作のカメラで確認された。 内部に土砂が流入しており、本格的調査にはかなり時間がかかるとみられる。 ルテリ文化相は「数世紀の間、探し求めていた発見」と興奮した様子で記者会見。ベルトローニ・ローマ市長
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