2001年は『アルメニアン・ダンス』全曲の初演(1976年4月4日)からちょうど25周年に当たります(管理人が初めて〈パート1〉を聴いたのもこの年の6月、汐澤安彦指揮の東京佼成ウインドオーケストラの米沢公演でした)。また、1981年3月28日、リード氏初来日のあまりにも感動的なコンサート(東京佼成ウインドオーケストラ、新宿文化センター)からも20周年にあたります。『アルメニアン・ダンス』は発表以来、吹奏楽界に燦然と輝く名曲であり続けています。そうして今、おそらく多くの皆様が初めて知ることになる新情報を発信する役割を担ったことに大きな喜びを感じ、また重責に身が引き締まります。 事の発端は2002年2月、山形県天童市における東北吹奏楽指導者講習会で、大隅晃弘先生(県立酒田東高校吹奏楽部)から『アルメニアン・ダンス』のオリジナル民謡について質問されたことでした。リード氏が作曲後に民謡の楽譜を返却