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酒と小林秀雄に関するushiwatatのブックマーク (1)

  • 十 君、この店、うまいよ | 随筆 小林秀雄 | 池田雅延 | 連載 | 考える人 | 新潮社

    小林秀雄先生は、講演会が夜になるときは、会場の近くで徳利を傾けながら出番を待たれると前回書いたが、これにも付言しておきたいことがある。先生自身、ある講演のなかで、ちらっとそういうことを言っているからでもあるのだが、そこを短絡してか人づてに聞いてか、小林秀雄は酔っぱらって演壇に上がるんだってね、と、暗に不真面目だとでも言いたげな口ぶりで私に話題を振ってくる人がいるのである。むろん、そうではない。 小林先生の酒は、日によって、席によって、がらりと変わる。前回引いた「東京」(新潮社刊「小林秀雄全作品」第23集所収)に、「元来、私は酒の上で癖が悪く、それは、友達が皆知っているところだが、当は、独酌が一番好きなのである」と書かれているとおり、三人とか四人とか、酒席に相手がいるとたちまち先生の独演会となって盛り上がる、だがそれが、往々にして「癖が悪い」酒になる。からむ、などという生やさしいものではな

    十 君、この店、うまいよ | 随筆 小林秀雄 | 池田雅延 | 連載 | 考える人 | 新潮社
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