クリスアンダーソンの新著「MAKERS―21世紀の産業革命が始まる 」をサクッと読みました。本誌の読者にクリスアンダーソンの説明は不要として、なぜ2012年に「MAKERS」という概念を提唱してきたのか、少し考えたい。 ■1:金融⇒メーカーへの回帰? 2000年代はリーマンショックに代表される金融の世界が力を持っており、力を持ちすぎて破滅した方向へ進み、現状では解体の方向へ向かっています。UBSの大規模リストラはまさに外資系金融の終わりとも言われていたりもします。資本主義に関する疑問も呈され、私も先週の会食では資本主義の恩恵を受けた知人から「資本主義に飽きた」という話を聞きました。金融の次のモメンタムの提示としての「MAKERS」である気がします。 ■2:大規模製造業ではなく「モノのロングテール」を可能にする小規模メーカーが多数出現 今回の「MAKERS」ムーブメントと過去のメーカーの違い
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