このところ暇とか周囲の流動性が災いしてか,今のように漫然と仕事を続けていてどうなるんだろうかと悩む.悩むと居場所を変えてみようかとなるし,そういう誘惑もあるにはあるのだが,もう少し考えを進めると居場所を変えれば目標が生まれるのだろうかと思い至る. 然るに立ち止まって悩む暇があるのも恵まれた立場ではなかろうか.正気を忘れるほどの矛盾も,葛藤も,不幸も,他者の悪意もそこにはなく,悩んで他に進む道がありそうな程度に,潰しが効いているということだ.それは充分に恵まれた立場であって,次に行った先でその程度に恵まれていたとしても,似たような悩みを抱えるのだろう. 違うところに行ったら行ったで,まずは周囲を理解し,人脈を広め,組織の目的と自分の目標とを揃えることから始まる.溶け込むのに数ヶ月かかるし,地盤が固まるには何年もかかる.そしてうまくいったとしても,また目標を見失いはしないだろうか. 論えば身の