以下の文章は、Cory Doctorown による DRM and music research の日本語訳である。 ある音楽研究者が、いかに DRM が障害になるかということについて書いている。レコードや CD で出荷される音楽は、類似性分類などの調査を行う科学者が分析したりいじったりできるわけだが、音楽を再生しかできなくなると(研究用のソフトウェアに暗号化された iTunes/WMA/Real/Napster で取得した楽曲が取り込めないとなると)、ダウンロードされた音楽はこの種の研究が行えなくなる。皮肉なことに、あらゆるダウンロード可能な音楽サービスを始められるようにしたのは、まさにこうした研究なのである。 例えば、MP3 を開発するのには、フィールドテストをしたり、コーデックの質を上げるのにポピュラー音楽でたくさん実験する必要があったのは間違いない。MP3 に替わるものを開発する人