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理論に関するutushiのブックマーク (12)

  • スティグリッツ「中央銀行の独立なんかいらない」 - himaginary’s diary

    昨日エントリの末尾で言及した、The Times of Indiaが伝えるスティグリッツのインド準備銀行主催会合での発言を紹介しておく*1。昨日のエントリのはてぶコメントでは10年前の日での講演でも同様の趣旨の発言をしていたことをご教示いただいたが、その姿勢は同時期に書かれた道草で紹介されているProject Syndicate論説にも表れているほか、梶ピエール氏がこちらで紹介している著書でも一貫している。 危機以前には、米国の金融機関と(FRBを含む)米国の規制機関は他国が模倣すべき模範として良く持ち上げられていました。危機はそれらの機関への信頼を損なっただけでなく、大いなる制度的欠陥を浮き彫りにしました。明らかになったのは、西側の中央銀行家が主唱する原則の一つ――中央銀行の独立が望ましいということ――は良く言って疑問の余地がある、ということです。 危機においては、中国、インド、ブラジ

    スティグリッツ「中央銀行の独立なんかいらない」 - himaginary’s diary
  • P=NPであることが効率的市場仮説成立の必要十分条件 - himaginary’s diary

    というタイトルの論文(原題は「Markets are efficient if and only if P = NP」)が少し前のMarginal Revolutionで紹介されていた*1。ただしエントリのURLは「just-dont-claim-i-said-this-was-true」となっており、取り上げたタイラー・コーエン自身は、論文が正しいと裏付けしたわけではないよ、と但し書きを付けた格好になっている。 以下にコーエンが引用した要旨を紹介しておく。 I prove that if markets are weak-form efficient, meaning current prices fully reflect all information available in past prices, then P = NP, meaning every computational

    P=NPであることが効率的市場仮説成立の必要十分条件 - himaginary’s diary
  • 「思考停止」はカッコいい? | 地政学を英国で学んだ

    今日のイギリス南部はまたしても曇り時々雨の寒い一日でした。なかなか春はきませんねぇ。 昨日に引き続いて「思考停止」について語りたいのですが、その前に面白かったジョークを一つ。 私はこっちではほとんどテレビは見ておらず、夜10時からのBBCのニュースを40分ほど見るだけなのですが、昨日の夜はなぜだかその後のコメディーショーを見てしまい、そこで面白いジョークを聞きました。 その時のコメディアンはアメリカのジョージア州出身(?)の黒人だったのですが、映画「バットマン・リターンズ」の副題としてついていた、“To Conquer Fear, You Have To Become Fear Itself”という言葉についてしゃべっておりました。 この言葉を直訳すれば、 「恐怖を克服するためには、恐怖そのものにならなければいけない!」 みたいな感じだと思うんですが、アメリカでこれがどう受取られているかと

    「思考停止」はカッコいい? | 地政学を英国で学んだ
  • 流動性の罠のもとでは財政政策も金融政策も有効 - himaginary’s diary

    11/14エントリでは、軍事費の景気刺激効果が他の公共支出に比べ劣る、という研究を紹介した。また、バロー等の軍事費の乗数効果は1未満という研究にも言及した。 そのバロー等の10/30voxeu論説に対抗するように、11/18のvoxeuでは、アイケングリーン等のチームが、軍事費の乗数効果は(少なくとも流動性の罠の下では)2以上あるという研究結果を発表した(元の論文はこちら)。 両者の結果の違いをもたらした主な原因は、用いたデータにある。バロー等が米国の90年以上のヒストリカルデータを使用したのに対し、アイケングリーン等は1925-39年の国際連盟加盟国を主体とする27ヶ国のデータを用いている。ここで期間を1925-39年としたのは、彼らの興味の焦点が大恐慌下での金融財政政策の効果にあったためである。ちなみにこの期間には、ヒトラーによるドイツの再軍備や、ムッソリーニによるアビシニア侵入といっ

    流動性の罠のもとでは財政政策も金融政策も有効 - himaginary’s diary
  • ビル・ミッチェル「財政赤字は金利に下落圧力をかける」 - himaginary’s diary

    昨日は、豪州の経済学者ビル・ミッチェルの考えを、クルーグマンのベビーシッター協同組合のエピソードに関するエントリを元に紹介した。それについて、彼は「財政派」というよりは“リフレ派の言うところの「統合政府政策派」”なのではないか、というコメントを頂いた。 そのコメントへの応答として、彼のブログからいくつかのエントリのURLを紹介したが、中でもこのエントリに彼の考え方のユニークさが良く現れているので、今日はそれをかいつまんで紹介してみる。 彼はそのエントリの後半で、以下のような図を提示している。 「Consolidated Government sector」とあるのはまさに財務省と中央銀行の「統合政府」部門を指している。 しかし、この図を用いて彼が展開するのは、主流派経済学やリフレ派とはまったく異なる、以下のような論理である。 財政赤字は、各銀行の中央銀行への預金準備の全体に対し、資金を供与

    ビル・ミッチェル「財政赤字は金利に下落圧力をかける」 - himaginary’s diary
  • 消費税を増税するなら定額給付金とセットで

    の消費税のいいところは、制度設計がシンプルなことだ。その道のを読むと、実際の納税・収税はそれほど簡単ではなく、輸入品・輸出品の扱いに複雑さを抱えているそうだが、少なくとも一般庶民の生活と、国内の大半の取引においては、シンプルな付き合い方ができる。 しかし税率アップの話題が出るたび、「消費税は逆進的な性質を持った税だから、生活必需品は税率を据え置くべき」といった意見が出てきて、多くの国民の支持を集める。この調子では、やたらめったら複雑になってしまった所得税などと同じ道を歩むことになりそうだ。 私は「生活必需品だけは低税率にする」ことに反対だ。その理由: 何が生活必需品なのかは、国民一人一人の価値観や生活状況によって異なるはずだ。中央政府や地方自治体がどのような生活必需品リストを作成しても、全員が満足することはない。 生活必需品の指定とは、逆にいえば低税率維持品目の規制だ。規制の増加は官

    utushi
    utushi 2009/02/16
    消費税と定額給付金のポリシーミックスについて。生活必需品の消費税減税の批判。
  • 2009-02-02 経済成長ってなんなのよ?- こら!たまには研究しろ!!

    先日のエントリに関連して一番多かったコメントが「経済成長なんて出来るの」というものでした.そこで,経済成長についてちょっとしたメモを*1. まず,単に「経済成長」ではちょいと抽象的過ぎる.こいつにまずは取り扱いが容易な定義を与えましょう.経済成長とは「ある国の国民*2が経済的に豊かになっていくこと」です.経済的な豊かさは「国民がどれだけの財・サービスを購入できるor貯蓄できるか」できまる.ということはそれを計る指標は実質GDP(実質国民所得)ということになります*3. でも,ここで「待てよ」と思うかもしれない.「国民って何よ?」という疑問.「日国民って人」がいるわけじゃあないですよね.もう少し実感にあわせるなら「平均的国民の経済的な豊かさ」ってことになるでしょう.すると,実質GDPよりも一人当たり実質GDPが経済成長の定義としては優れている. こうまとめると,人口減少だから経済成長しない

    2009-02-02 経済成長ってなんなのよ?- こら!たまには研究しろ!!
    utushi
    utushi 2009/02/03
    これが経済政策の真な気がする。
  • マネタリズム、インフレターゲットめったぎり by スティグリッツ - Translation Note

    まぁこの原油高と穀物の急騰を投機的、短期的、一時的な事象と見るかどうかって話はあるよね。でもそもそも何を短期として、何を長期とするかっていう話になるんだけど。 インフレターゲッティングの失敗 by Joseph E. Stiglitz 2008.5 世界の中央銀行関係者は閉鎖的なクラブを形成していて、流行りものやブームにはまりがちだ。1980年代の初頭には、ミルトン・フリードマンが推奨する単純な経済理論のマネタリズムのとりこになってたし、それを取り入れた国々があまりにコストがかかりすぎで頼れなくなったら、新しい真理を追い求める旅に出たわけだ。 その答えは、「インフレターゲット」という形でやってきた。物価が目標値を上回ったら、金利を上げるべきというものだ。この粗雑な対応策は、経済理論にもほとんど基づいてないし、実証的な証拠もない。インフレの原因を無視して、利子を上げるのがいちばんいいと考える

    マネタリズム、インフレターゲットめったぎり by スティグリッツ - Translation Note
    utushi
    utushi 2008/12/24
    インタゲ政策の失敗
  • なんでも評点:人間は同じ誤りを繰り返していると誤り自体を無意識下に覚えこんでしまい、さらに繰り返してしまう

    どのスポーツにおいても正しい“フォーム”を身に付けることが大切である。野球なら、投球や打撃のフォームである。意識しなくても、すばやくスムーズにそのフォームで体を動かすことが要求される。だから体で覚えろなどとも言われる。 しかし、こういった一連の“正しい手順”を覚えるまでが大変だ。何度練習しても同じところで間違ってしまったりする。カナダ・オンタリオ州のマックマスター大学の研究者たちによると、人間は同じミスを繰り返していると、そのミス自体を学習してしまうのだという。 “正しい手順”を身に付けようとして、すんなり覚えられれば問題はない。だが、練習中にどこかでトチってしまうと、その次に練習したときにも同じところでトチってしまうことがある。これを何度も繰り返していると、無意識のうちに間違いを学習してしまうというのだ。 筆者は翻訳の仕事を始めるまで、学習塾を経営していたことがある(その5年ほど前には予

    utushi
    utushi 2008/04/03
    だから電波さんは同じような失敗を繰り返すのだろうか。
  • 多世界解釈の問題(完結編) - 哲学的な何か、あと科学とか

    多世界解釈には、3つの問題があった。 1)多世界なんて、日常的な感性では受け容れらない → 問題(1) 2)多世界があることを、観測によって証明できない → 問題(2) 3)たくさん世界があるのに、 「現に、今、この世界であること」を説明できない → 問題(3) これらの3つの問題は、一見、致命的な問題のように思えるが、 多世界解釈ファンに言わせれば、実のところ、まったく問題ではない。 というのは、量子力学で標準的な解釈とされている コペンハーゲン解釈も、まったく同じ問題を含むからだ。 1)多世界なんて、日常的な感性では受け容れらない そんなこといったら、コペンハーゲン解釈だって、同じである。 2重スリット実験において、観測していない1個の電子は、 「スリットAを通ったかもしれない電子」「スリットBを通ったかもしれない電子」 という2つの状態で、同時に存在している、 というコペンハーゲン解

    utushi
    utushi 2008/04/03
    今まで量子力学は嫌いな考え方だったが、多世界解釈を受けて初めて量子力学に納得できた。
  • 量子力学 ダブルスリット実験(5) - 哲学的な何か、あと科学とか

    さぁ。 実験Cをどう解釈すればいいのだろう? ところで、実験Cを調べるための方法として、 「電子が通ったかどうかを観察するセンサ」があるのだから、 「そのセンサを、実験装置のいたるところに配置する」というのはどうだろうか? そうすれば、電子1個が当にどのように動いて、 スクリーンに到達したか、はっきりとわかるはずだ。 電子がスクリーンに到達するまでの、軌跡をみれば、何かわかるかもしれない。 しかし、その実験は、役に立たない。 というのは、 「観測するということは、観測する対象に影響を与えるということ」だからだ。 つまり、「電子を観測する」ということは、 「電子に、光などの他の物質をぶつけたり」して、 その位置を調べるということである。 したがって、当然、電子の軌道は、 「観測の影響」によって大きく変えられてしまう。 そうなると、この2重スリットの実験はぶち壊しになり、 干渉縞は消えてしま

    utushi
    utushi 2008/04/03
    "「影響を与えずに、観測する」という言葉は、そもそも矛盾しており、そんなことはありえない" これもヲチで言えるな。ヲチ対象への影響を抑えることはできるがヲチの痕跡を完全に消すことは出来ない。
  • 頭の回転が速いってどうすればなれるのでしょうか。 具体的には、よく頭がいいって言われる人は「リアルタイム思考力が高い」と言い換えられます。例を挙げると、しゃべり.. - 人力検索

    頭の回転が速いってどうすればなれるのでしょうか。 具体的には、よく頭がいいって言われる人は「リアルタイム思考力が高い」と言い換えられます。例を挙げると、しゃべりながらでも考えられる、とか、就職活動のGABのような試験を練習せずすらすらこなせる、といったような事です。私自身、机に向かい図に描けば30秒で答えが出る問題でも、会話の最中では全然考えられません。仕事上かなり困っています…。 事前に想定問答を準備しているのでしょうか。記憶力がいいのでしょうか。論理的思考能力が高く、さらにその思考スピードも速いということなのでしょうか。 ダイレクトな答えでなくとも、何かしらヒントになるものがあれば結構です。さらに、脳の思考システムあたりから論理立てて思考スピードやリアルタイム思考力を高める方法を解説しているような書籍があれば最高です。よろしくお願いします。

    utushi
    utushi 2008/03/20
    リアルタイム思考力について。
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