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ブックマーク / www.tokyoartbeat.com (3)

  • リチャード・プリンス「New Portraits」裁判のゆくえは? 変わりゆくコピーと司法の関係のなかで

    《Portrait of Rastajay92》は、2014年にニューヨークのガゴシアン・ギャラリーで、《Portrait of Kim Gordon》は、2015年に東京のBLUM & POEで展示された。 そして被告となったプリンスは、作品への写真の利用はフェア・ユース(公正な利用)だと主張した。 フェア・ユースの4つの要素とは?米国著作権法では原則として著作権侵害になる行為(写真の複製など)でも、次の4つの要素を総合的に考慮してフェア・ユースに当たれば、他人の著作物でも著作権者からの許可なく、利用することができる(*4)。 ① 使用の目的と性質(使用が商業性を有するかまたは非営利的教育目的かを含む) ② 著作権のある著作物の性質 ③ 著作権のある著作物全体との関連における使用された部分の量と実質性 ④ 著作権のある著作物の潜在的市場や価値に対する使用の影響 この4つの要素のなかでも、

    リチャード・プリンス「New Portraits」裁判のゆくえは? 変わりゆくコピーと司法の関係のなかで
  • 【追記あり】長野県立美術館で中谷芙二子《霧の彫刻》の無許諾撮影が判明。ファッションブランドが商業目的利用

    「見解が異なる」と中谷側は意見書公開長野県立美術館(長野市)は、野外に常設展示している美術家・中谷芙二子の作品《霧の彫刻》について「作家の意向に反した商業目的利用があった」として謝罪と対応を記した文書を2022年12月28日付でホームページに掲載した。併せて、弁護士や現代美術の専門家でつくる第三者委員会が経緯を調査した報告書を公開。それに対し、利用に異議を申し立てていた中谷側は1月16日、報告書は「当方の見解と異なる点もある」として意見書を発表した。 《霧の彫刻》(正式名《霧の彫刻#47610- Dynamic Earth Series Ⅰ-》)は、中谷が2021年に同館がリニューアルオープンした際にコミッションワークとして制作した。同館館と東山魁夷館をつなぐ「水辺テラス」に設置した装置から一日数回霧が発生し、その日の気温や風向により様々に変化。鑑賞者は気象の影響を霧を介して体感すること

    【追記あり】長野県立美術館で中谷芙二子《霧の彫刻》の無許諾撮影が判明。ファッションブランドが商業目的利用
  • 「おかんアート」が不可視化しているものとは何か。「Museum of Mom's Art ニッポン国おかんアート村」レビュー(評:山崎明子)

    ▶︎ 都築響一+「下町レトロに首っ丈の会」キュレーションによる「Museum of Mom's Art ニッポン国おかんアート村」が、東京都渋谷公園通りギャラリーにて1月22日~4月10日に開催されている。「おかんがつくるアート」のことと展が定義する「おかんアート」とはなんなのか、その歴史的文脈をふまえて解説。視覚文化論、美術制度史、ジェンダー論を専門とし、手芸とアートの関係をジェンダーの視点から研究してきた山崎明子(奈良女子大学教授)が論じる。【Tokyo Art Beat】 「おかんアート」の前で思考する「おかんアート」というものが以前から気になっていた。一目見て自分の身近にあったもので、懐かしいと感じる作品が多い。私自身、子供時代にこれらを母と作った記憶がある。小学生でも作れるもので、こうしたモノを作りながら縫う・編む・結ぶなど手芸の基技術を知らずに学んだのだと思う。東京都渋谷

    「おかんアート」が不可視化しているものとは何か。「Museum of Mom's Art ニッポン国おかんアート村」レビュー(評:山崎明子)
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