実際のサイトサーベイは大きく三つのステップから成る。まず、フロアレイアウトなどの現地の状況を目視で確認する。次に、APを置く前の電波状況をツールを使って測定する。最後に、APを仮設置してカバー範囲などを測定する。 サイトサーベイの1番目のステップは目視確認だ。フロアレイアウト、天井やキャビネットの高さ、壁などの材質、机上検討したAPの想定設置位置などを目視確認し、必要に応じてメジャーなどで測定する。これにより、APのだいたいの電波到達範囲を推定する。 2番目のステップでは、APを設置する前の現状の電波状況を測定する。これにより、無線LANで利用可能なチャネルを割り出す。 3番目のステップで、2番目のステップで決めた利用チャネルを設定したAPを仮設置し、AP1台当たりのカバー範囲や壁などの遮蔽物による電波の減衰状況などを確認する。これにより、1番目のステップで推定した電波到達範囲が正しいかど