民主党の小沢一郎幹事長が2月26日夜に公明党の支持母体である創価学会前会長の秋谷栄之助・最高指導会議議長と都内のホテルで会談していたことが、明らかになった。民主党の輿石東・参院議員会長も同席していた。夏の参院選や選挙後もにらみ、民主、公明両党の連携について意見交換したと見られる。 小沢、秋谷両氏は1993年の細川連立政権樹立のころから親交がある。関係者によると、小沢氏が民主党代表に就任した直後の06年4月にも会談、その後も数回の会談を重ねているという。 小沢氏は参院選では社民、国民新両党との連立政権を維持しながら、民主党の単独過半数をめざす方針。ただ、選挙結果次第では、公明党との連携の可能性も視野に入れているとの指摘もある。
公明党の山口那津男代表は24日、鳩山由紀夫首相と首相官邸で会談し、介護施設待機者解消や、低年金・低所得者の利用者負担の見直しなど12項目の政策提言「新・介護公明ビジョン」を提出した。公明党は“野党暮らし”に焦りを募らせているようで、自民党をジワジワと遠ざけ、政府・与党ににじり寄る姿勢が鮮明になってきた。 「われわれが調査結果をもとに政策提言にまとめました。お渡しします」 山口氏がやや緊張気味に提言を差し出すと、首相は「大いに参考にしたい。具体的な内容を早速検討するよう厚生労働省に促したい」とにこやかに応じ、速やかに長妻昭厚生労働相を呼んで検討を指示した。 山口氏の政治資金規正法改正に向けた与野党協議機関設置の求めにも、首相は「民主党として早急に立ち上げたい」と応じた。 首相の思わせぶりな態度に山口氏は大喜び。その後の記者会見では、他の政策課題についても「政府から呼びかけがあれば、積極的に対
公明党は8日、政界を引退していた市川雄一元書記長(74)を常任顧問に起用すると発表した。市川氏は、細川連立政権で新生党代表幹事だった小沢一郎・民主党幹事長と「一・一ライン」と呼ばれる関係を築き、政局を主導した。公明党が民主党政権に近づくため「小沢シフト」に転換したと憶測を呼んでいる。 山口那津男代表は市川氏起用について「現職時代の人脈を今もキープしている」と記者会見で語り、小沢氏との関係を考慮したことを示唆。民主党との連携については「今のところそういうことを考えて人選したわけではない」と明言を避けた。 市川氏は2003年に引退し、名誉顧問を退いた05年以降は公の場から遠ざかっていた。1993年の細川政権では小沢氏と連携し、94年の新進党結成へ導いた。97年の新進党解党で関係は冷めたが、周辺によると、引退以降に再び親交を持つようになったという。 公明党は野党転落後、自民党と一線を画し、
公明党の支持母体である創価学会の関西組織を統括してきた西口良三・総関西長が退任したことが26日、関係者への取材でわかった。後任の総関西長は置かず、池田大作名誉会長の長男、博正副理事長を関西トップの関西最高参与に、原田稔会長に次ぐ立場の正木正明理事長を関西ナンバー2の関西総合長とする。いずれも東京を本拠地にしたまま関西をまとめるという。 関西の創価学会は選挙での集票力の大きさから「常勝関西」といわれてきたが、8月の衆院選で全敗した8小選挙区のうち六つを関西が占めていた。来年は創価学会の創立80周年で、夏には参院選を控えていることから、衆院選の敗北を受けて人事を刷新し、体制を立て直す狙いがあるとみられる。 西口氏は71歳。77年から関西長や総関西長などを務めてきた。今後は組織運営の一線を退き、総主事となる。関西総合長を務めてきた藤原武氏は副総主事となる。 創価学会のホームページによると、
公明党執行部が2日までに、党代表代行の浜四津敏子参院議員(64)に対し来年夏の参院選には立候補せず、引退するよう打診していることが分かった。浜四津氏は進退についての判断を党執行部に一任したとみられる。 関係者によると、9月末に井上義久幹事長が来年改選期を迎える浜四津氏に、定年制適用による引退を打診した。党の内規では、任期中に66歳を超える場合は公認しないと定められている。ただ、選挙区事情などにより特例は認めており、坂口力元厚生労働相(75)や神崎武法元代表(66)らは8月の衆院選で公認を受けた。 浜四津氏は弁護士出身で、92年参院選東京選挙区で初当選。94年に環境庁長官、98年に参院と地方議員による「公明」代表となり、同年の公明党再結成後は代表代行を務めた。支持母体の創価学会で選挙の実動部隊となる婦人部からは絶大な信頼があり、調整が難航する可能性もある。
ポスター代に2759万円、事務所費に1474万円――。公明党の太田昭宏・前代表の政治団体「太田あきひろ後援会」が08年、太田氏の写真をあしらったポスター制作や事務所の拡充に集中的に資金を投じていた様子も、公表された政治資金収支報告書などから浮かんだ。激戦の末に敗れた、この夏の衆院選に備えてだった。 報告書や太田氏の事務所によると、後援会の08年の宣伝事業費は4429万円で、07年(230万円)の約19倍だった。このうち、2759万円がポスター制作費と印刷費だった。 ポスターは7種類の「コスプレ」型で、太田氏が医師、板前、大工、溶接工、自転車店、花店、パン店の仕事着姿でほほえむ写真を使った。 費用にはスタイリング・ヘアメーク代や、撮影衣装代、スタジオ費、ロケのためのバス借り上げ料も含まれている。計7万7千枚つくったという。 一方、1474万円の事務所費は、07年の644万円の2倍強。
■前編はこちら。 【座談会出席者】 A……37歳、製造業勤務。学会2世だが、入信は社会人2年目に同僚に誘われたことがきっかけ。ニュース番組は欠かさず見ている自称「政策通」。 B……45歳、自営業。大学時代に友人の紹介で入信。現在は、娘が女子部の部長で活躍し、信仰を深めていることから、活動をめぐって叱咤激励される毎日。 C……29歳、商社勤務。3年前に彼女に誘われて入信。やっと政治活動と学会の関係が見えてきたところ。 * * * ●収賄に使い込み……増える悪徳公明党議員 A さて、今回の都議選候補者なんだけど、手堅く票が見込めるのは、もちろん太田代表がいる北区だな。で、注目はやはり目黒区だろう。ここが一番苦戦するとされているからね。過去の統計上、目黒区は民主党の当選率が非常に高いし、06年、政務調査費の不正流用で公明党の全区議6人が辞職したこと【註4】が尾を引いている。 B 苦戦するのも当然
繰り返される政教一致議論や学会メンバーによる熱心な選挙活動など、公明党と創価学会の関係は、一政党とその支持団体という表現ではおさまらないほど密接だ。そこで、都議会選、総選挙を前に、”公明党と選挙”について関係者に話を聞いた──。 * * * 【座談会出席者】 A……37歳、製造業勤務。学会2世だが、入信は社会人2年目に同僚に誘われたことがきっかけ。ニュース番組は欠かさず見ている自称「政策通」。 B……45歳、自営業。大学時代に友人の紹介で入信。現在は、娘が女子部の部長で活躍し、信仰を深めていることから、活動をめぐって叱咤激励される毎日。 C……29歳、商社勤務。3年前に彼女に誘われて入信。やっと政治活動と学会の関係が見えてきたところ。 * * * A 今回は、7月12日投開票される東京都議会選、そして都議会選後に実施されるといわれている総選挙での、「学会員による公明党の選挙運動」というテー
麻生太郎首相と公明党の太田昭宏代表、北側幹事長が15日に相次いで秘かに会談していたことが16日、明らかになった。 太田氏は15日昼、首相と昼食を共にしながら、北側氏は同日夜、都内のホテルのバーでそれぞれ首相と会談した。太田氏らは衆院選挙と東京都議会選挙の時期が重なるダブル選挙の回避を求めたほか、衆院選で消費税を争点にするべきではないとの考えを示したが、首相は明言を避けたという。
平成23年の地上波デジタル放送への完全移行のために、国がアナログテレビを1台2万円で買い取るという公明党総務部会が発表した案に、たった1日で、党幹部から「待った」がかかった。 “第2の定額給付金”と期待する向きもあった買い取り案だったが、あっという間に白紙撤回に追い込まれた。 公明党総務部会は16日に家庭などのアナログテレビ計2000万台を国が買い取ることを柱とする地デジ推進策を発表した。 ところが、17日の公明党代議士会で、総務部会の“上司”にあたる山口那津男政務調査会長がアナログテレビ買い取り案に「総務部会でまとめた政策は、政調の考えとして取り入れるには至っていない」と、難色を示した。山口氏は、地デジ対応テレビを購入済みの人との公平性の問題や、買い取り策の実施まで消費者が買い控えて年度末の商戦を冷え込ませる懸念があると指摘した。 地デジ推進の与党ワーキングチームの18日の会合で買い取り
公明党は16日の総務部会(谷口隆義部会長)で、アナログからデジタルにテレビを買い替える際に1台当たり2万円で国が買い取ることを盛り込んだ総額約1兆円の経済対策をまとめた。18日開催予定の与党の地デジ問題プロジェクトチームで自民党に提案する。2009年度第1次補正予算案に盛り込みたい考えだ。 11年7月のテレビ放送の完全デジタル化まで残り2年余りだが、1月時点の世帯普及率は49.1%にとどまっている。国の買い取りにより、家庭への地デジ普及を促進するのが目的。 【関連ニュース】 ・ 09年度予算、前倒し執行へ=補正を示唆 ・ 麻生首相インタビュー要旨 ・ 強まる解散先送り論=「西松」「景気」が原因 ・ 「5月選挙」の可能性も=安倍元首相 ・ 予算成立直後の解散に慎重=「景気対策の実行」優先
民主党は26日、09年度予算案の27日の衆院通過が決まったことを受け、公明党と同党の支持母体・創価学会の関係をはじめとする「政治と宗教の問題」を当面の国会論戦での争点に位置付ける方針を固めた。学会を提訴した矢野絢也・元公明党委員長の参院予算委員会への参考人招致などを要求する方針。麻生太郎首相の支持率急落で衆院解散が遠のくことを懸念し、公明党を揺さぶる狙いがある。 輿石東参院議員会長は26日の記者会見で「福田内閣からの宿題として政治と宗教の問題が残っている。麻生内閣として最後の予算委になるかもしれず、片を付けないといけない」と明言。菅直人代表代行も同日、矢野氏らの国会招致に言及した。【小山由宇】
民主の石井副代表が首相に漢字でかみつく 参院予算委 (1/2ページ) - MSN産経ニュース 麻生首相を「漢字」で挑発 民主の石井副代表(産経新聞) - Yahoo!ニュース 麻生太郎首相の漢字の使用、読み方をめぐり、20日の参院予算委員会で、民主党の石井一副代表が首相にかみつく一幕があった。 ・石井氏の出した漢字12問はこちら 石井氏は、月刊誌「文芸春秋」の昨年11月号に掲載された首相の手記で使われた「就中(なかんずく)」など12個の漢字を並べたボードを用意し、「相当高度な漢字だ。これを隠して、どれだけ読めるかやってみたかったが、先に渡してあるから今なら読めるだろう」と首相を挑発した。 これに対し、首相は「多分、みなさんが読みにくいのは『窶し(やつし)』ぐらいではないか。後の漢字は普通、みなさん読める」と答えたが、さらに石井氏は「もしそうなら、なぜ未曾有を「みぞうゆう」、踏襲を『ふしゅう
民主党の石井一副代表は15日、参院予算委員会での質問で、公明党とその支持母体の創価学会の関係を追及し、「政治と宗教」に関する集中審議の開催を要求した。石井氏は学会トップの池田大作名誉会長と、公明党・学会に批判的な立場をとっている元公明党委員長の竹入義勝、矢野絢也両氏、福本潤一元参院議員の計4人の国会招致を要求した。公明党が最も嫌う学会幹部らの国会招致を持ち出すことで同党を揺さぶり、早期の衆院解散・総選挙への働きかけを強めさせるねらいがある。これに公明党は反発している。 「(学会は参院選の選挙活動で)『民主党は仏敵だ』といっているんですよ。仏の敵。どうして仏敵なのか、学会の最高幹部に聞かせていただきたい」 石井氏は、昨夏の参院選の投開票日の3日前に、ある県の学会の施設内で行われたとされる選挙運動を録音したディスクを振りかざし、こう詰め寄った。 石井氏のボルテージはさらに上がっていった。 「わ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く