4車線化工事の凍結が決まった東海北陸自動車道=岐阜県郡上市、本社ヘリから、恵原弘太郎撮影 09年度補正予算の見直しで、国土交通省は、全国6区間で計画していた高速道路4車線化工事を全面凍結する方向で最終調整に入った。予算額は3255億円。まだ執行はされていないものの、事業の地方負担分は既に地方議会で可決されており、地方自治体の強い反発が予想される。 対象は上信越道信濃町(長野県)―上越(新潟県)、阪和道御坊―南紀田辺(和歌山県)、東海北陸道白鳥―飛騨清見(岐阜県)など6区間。今年4月、国交相の諮問機関である国土開発幹線自動車道建設会議(国幹会議)で着工が決まり、補正予算の目玉事業として計上された。 また、4月の国幹会議で新規着工が決定した東京外環道練馬―世田谷(東京)など4区間についても、約100億円計上した補正予算を減額する方向だ。 政権交代後、前原誠司国土交通相や馬淵澄夫副大