米国、迎撃ミサイルでスパイ衛星撃破を決定 2008年2月15日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) Jeffrey Lewis 制御不能になった米国のスパイ衛星『USA 193』を、イージス艦からの迎撃ミサイル『SM-3(Standard Missile 3)』を使って撃破するという決定を米国は下した。 14日午後(米国時間)に国防総省担当者がブリーフィングを行なったところによれば、この決定は、毒性のある燃料ヒドラジンが満タンの状態(約454キログラム)で入っており、人口密集地帯などを汚染した場合のリスクが高いことに基づくという。 James Cartwright将官は、衛星の脅威はそれほど重度ではない、と説明した。スペースシャトル『Columbia』は、ヒドラジンが入った「似たようなタンク」を搭載していたが、「再突入しても無事だった」という。さらに、ヒドラジンが
宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業は2008年2月13日,同15日に予定していた超高速インターネット衛星「きずな」(WINDS)の打ち上げを延期すると発表した。 同衛星を打ち上げるH-IIAロケット14号機にトラブルが見つかった。具体的には,姿勢を制御する「2段姿勢制御用ガスジェットスラスタ装置」の中にある「推進薬タンク」内部で,推進薬ヒドラジンが漏えいしていることが判明。その処置に時間がかかるため打ち上げを延期することにした。新しい打ち上げ日時は,決まり次第公表される。 きずなは高速通信の実証実験を行うための衛星。衛星では最高速クラスとなる1Gビット/秒を超える通信機能などを検証し,災害対策や情報格差解消への有効性を確認していくことになっている。 [発表資料へ]
2008年02月13日12時59分 宇宙航空研究開発機構と三菱重工業は13日、15日に鹿児島県種子島で予定されていたH2Aロケット14号機の打ち上げを延期すると発表した。ロケットの姿勢制御装置に燃料を入れる作業中にトラブルがあったという。新しい打ち上げ予定日は未定。 今回は超高速インターネット衛星「きずな」を搭載する。 アサヒ・コムトップへこの記事の関連情報をアサヒ・コム内から検索するキーワード入力
ロケットの「ゴミ」拾います 船舶事故防止へ 宇宙機構 2008年02月03日15時49分 ロケットが落とす「ゴミ」は確実に回収し続けます――。宇宙航空研究開発機構はロケットが飛行中に捨てる先端部の覆いの回収に、15日打ち上げ予定の国産大型ロケットH2A14号機でも挑む。船舶にぶつかり事故につながるのを防ぐためで、これまでの発見率は100%。「世界的にも珍しい取り組み」(宇宙機構)だという。 H2Aロケットの先端部に取り付けられるアルミ製の覆い=宇宙機構提供 ロケット先端部に積まれる人工衛星などは「フェアリング」という覆いで保護される。H2Aの覆いはアルミ製で6種類(長さ12〜16メートル、直径約4メートル)。打ち上げ後、高度100キロほどに達した時点で外れて海に落ちるが、沈まずに、破片が海上を漂うこともある。 事故防止のため、01年のH2A初飛行時に「回収」の方針を決定。覆いに発信器をつけ
水星に「クモ」発見 NASA探査機メッセンジャー 2008年02月04日10時20分 米航空宇宙局(NASA)の探査機メッセンジャーが、水星の表面で「クモ」を見つけた。その正体は、放射状に多数の溝が走る珍しい地形だ。 NASAの探査機メッセンジャーが撮影した水星の「クモ」。水星最大のクレーターの中心部に見つかった珍しい地形だ=NASA、米ジョンズ・ホプキンス大など提供 この「クモ」は、太陽系有数の巨大クレーター・カロリス盆地の中心部で見つかった。小惑星などの衝突でクレーターが形成された後、底の部分を引っ張るような力がはたらき、こうした地形ができたらしい。 カロリス盆地は、74〜75年に水星に接近した米探査機マリナー10号が一部を撮影。メッセンジャーが、初めて全体をとらえた。これまでは直径約1300キロと考えられていたが、約1550キロに修正された。 アサヒ・コムトップへ
探査機メッセンジャーが撮影した水星画像公表 NASA 2008年01月20日13時21分 米航空宇宙局(NASA)などは17日、水星に33年ぶりに最接近した探査機メッセンジャーが撮影した水星表面の画像を公表した。 水星は太陽に最も近い惑星。赤道付近の温度は450度にもなるという=NASA、米ジョンズ・ホプキンス大など提供 高度5800キロから探査機メッセンジャーが撮影した水星の赤道付近の写真=NASA、米ジョンズ・ホプキンス大など提供 メッセンジャーのカメラの解像度は、74〜75年に接近した米探査機マリナー10号の約10倍。米東部時間14日(日本時間15日)に200キロまで最接近した。その約55分前、1万8000キロほどのところから撮影した写真には、巨大なクレーターがたくさん写っている。中には直径200キロくらいのものもあるという。 アサヒ・コムトップへ
衛星「だいち」の精度不足、解決へ 宇宙機構 2008年01月16日20時34分 地球観測衛星「だいち」の精度トラブルについて、宇宙航空研究開発機構は16日に開かれた宇宙開発委員会で、「解決の見通しを得た」と報告した。国土地理院の地図作製に影響が出ていたが、誤差をプログラム上で修正するなどして、3月までにはトラブルを解決できるとしている。 同機構によると、昨年12月中旬まで高さ方向の誤差が6メートルあったが、衛星が熱でひずんだことが主な要因だったという。データを蓄積し、地上の基準点を用いるなどして修正を図り、現在は目標の誤差5メートルを達成したという。また、圧縮データを復元する際に生じていたデータの乱れも、ノイズを減らす新しいプログラムを使えば改善できることを確認した。 アサヒ・コムトップへ この記事の関連情報をアサヒ・コム内から検索する キーワード入力
時間が減速している:「宇宙膨張は加速」を疑う新説 2008年1月17日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (2) John Borland 科学者たちは10年間にわたり、ある驚くべき現象に頭を悩ませている。はるかかなたに見える超新星が、近くにある星よりも高速に地球から遠ざかっているように見えるのだ。 研究者の多くは、これらの星が何らかの理由で加速している――あるいはもっと正確に言うと、ビッグバン後の宇宙の膨張速度が時間の経過とともに加速していると推測している。 このことは、とくに、宇宙では物質が優勢であると考えられていることからすれば奇妙なことだった。つまり宇宙の膨張は、物質が互いに引き合う力の総体的な作用を通じて、加速するのでなく減速していくはずなのだ。そこで科学者たちは、「暗黒エネルギー」と呼ばれる斥力が宇宙の加速膨張の原因だと主張してきた。 だが、ちょっと待ってほ
水星探査 日欧共同、13年打ち上げ 宇宙開発委 2008年01月15日19時42分 宇宙航空研究開発機構は15日、欧州と共同で進める水星探査計画の概要を宇宙開発委員会推進部会に報告した。この日に水星に最接近した米探査機メッセンジャーに続く水星の本格探査。同委の事前評価を経たうえで探査機の開発に着手する。 日欧の探査機「ベピ・コロンボ」は欧州宇宙機関(ESA)がつくる表面探査機と、日本の磁気圏探査機から成る。計画では13年に打ち上げ、19年に水星に到着。日本の探査機は約1年間、水星を周回しながら磁場や大気の様子などを観測する。欧州製の本体は表面地形や内部構造の調査などを担う。 アサヒ・コムトップへ
2008年01月15日12時25分 米国の水星探査機メッセンジャーが米東部時間14日午後2時4分(日本時間15日午前4時4分)、水星に200キロまで接近した。米航空宇宙局(NASA)と共同で探査を進める米ジョンズ・ホプキンス大が同日、発表した。水星探査は74〜75年のマリナー10号以来、33年ぶり2回目。 同大によるとメッセンジャーに異常はなく、最接近直前の観測データを地球に送ってきた。水星表面の写真など詳細データは、米東部時間15日正午(日本時間16日午前2時)に届く見通しだ。 メッセンジャーは04年8月に打ち上げられ、地球や金星の重力で軌道を変えながら水星に向かっている。今回、初めて水星の重力で軌道を変えるために最接近した。11年3月に水星を周回する軌道に入る。 水星については日本の宇宙航空研究開発機構と欧州宇宙機関(ESA)も共同で探査機ベピ・コロンボを13年に打ち上げる計画
asahi.comの記事によれば、JAXA/ISASのM-Vの後継である次期固体ロケットで打ち上げるペイロード第一号機として、東北大・京都大・九州大からなる共同研究チームによる惑星観測用の宇宙望遠鏡衛星が内定したそうだ。これは、宇宙理学委員会科学惑星WG一覧に挙げられている中の「III-8:惑星観測用小型宇宙望遠鏡(TOPS:Telescope Observatory for Planets on small-Satellite) WG」(proposal、Presentation、要旨、以上すべてPDF)のことと思われる。 衛星は300kg程度で高度約500kmの軌道を回り、直径30cmの2本の鏡筒(先述のTOPS WG Presentation PDFによれば 紫外(100-200nm/60-180nm)と可視・近赤外(200-589nm/650-1100nm/1.2-1.4μm)域の
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く