【読売新聞】 読売新聞社の全国世論調査(郵送方式)で、読書活動を推進するために書店と図書館は連携すべきだと「思う」とした人は73%に上り、「思わない」は23%だった。「思う」と答えた人を年代別で見ると、18~39歳が79%、40~5
2024年8月13日、図書館による出版活動を進める大学図書館のイニシアティブ“Library Publishing Coalition”(LPC)によるブログで、図書館出版の今後10年の展望(A 10-Year Vision for Library Publishing (LPForum24 Closing Plenary Reflection))が公開されました。 この展望は、5月15日と16日に米・ミネソタ大学で開催された2024 Library Publishing Forumの閉会式における参加者らによる議論をまとめたものです。今後10年の展望として、「図書館出版が指導的立場になるよう支援されること」「図書館出版が出版分野の先導者となり学術の進展を支えること」「図書館出版に十分なスタッフの配置と十分な資金の提供がなされ、今後も継続的な支援を受けることができること」などを挙げ、それぞ
都道府県や市区町村といった自治体が設置している公共図書館。だれでも無料で利用できるから、みんなも一度は行ったことがあるんじゃないかな? でも、公共図書館には知らないことがいっぱいあるんだ。図書館の職員さんは、どんな仕事をしているのかな? レファレンスサービスって何? 図書館に置いてある本のデータはだれがつくっているの? この本を読めば、公共図書館のひみつがよくわかるよ! (もくじ) はじめに どうしよう、自由研究 第1章 公共図書館に行こう! コラム 図書館の設備 コラム 図書館の利用マナー コラム 進化している図書館 コラム 図書館のバリアフリー 第2章 公共図書館は地域の人たちのいこいの場 第3章 レファレンスサービスって何? コラム 本を並べるためのルール コラム 図書館のふだんの仕事 コラム 定期的に行う図書館の仕事 第4章 図書館の本はどこから来るの? コラム TRC MARCが
雑誌(コミック含む)市場の売り上げは、ピーク期の1万5633億円に比べて30.7%の4795億円まで激減した。書店の消滅はもう避けられないのか。『2028年 街から書店が消える日 本屋再生!識者30人からのメッセージ』(プレジデント社)を出した中小企業診断士の小島俊一さんが解説する――。 書店業は産業構造として成立していない トーハンの執行役員、明屋はるや書店の社長を務めた私が多方に取材して行き着いた出版界の課題は、「利幅の薄さ」「物流の硬直性」「教育の不在」の3点に尽きます。 街の書店は危機に瀕していて、その数は7000軒を切りピーク時の半分以下になり、地方自治体の4分の1には書店が無くなりました。それは何故なのか? 解決の方策はあるのか? 街の書店の現状と課題についてお伝えしようと思います。 書店業は産業構造として成立していません。どんな業種も粗利益の範囲内にコストが収まらないと赤字に
図書館には国会図書館から専門、大学、学校、私設の図書館まであるが、この本では公共図書館について述べている。 公共図書館は地方自治体が税金を原資に運営している関連施設のひとつで、利用されたことのない人はほとんどいないはずだ。が、多くの利用者は、税金で運営されている他の公共施設と同様に、図書館を「無料」の貸本屋としてしかみていないのではないか。そこがまず最初の問題だ。 図書館の貸出冊数が書店の推定販売冊数を超えたのが、2010年だが、それ以降は差が拡がるばかりだ。今や本を読むとは、本を買うことから始まるのではなく、借りることからになってしまった。 せめて文庫や雑誌などの廉価本は、購入することを心がけねば、読者としての矜持を失うばかりでなく、出版界の基礎体力を奪ってしまい、本を刊行し続けることが叶わなくなってしまう。 テレビや新聞が、その使命を報道から権力の広報へシフトし、SNSがいまいちその信
図書館では「これとこれは同じ本なのか」という判断を迫られる場面がけっこうあります。 「これとこれ」は本と本のこともありますが、多いのは書誌データと本、または書誌データと書誌データです。 いちばん関係あるのは目録担当者ですが、レファレンスや相互利用、選書、除籍などでも避けて通れません。この判断を誤ると、求める本と違う本を利用者に提供してしまったり、すでに所蔵していることに気づかず重複発注してしまったり、複本があると思って1冊しかない本を捨ててしまうことにもなります。 私はよく「『ハムレット』たくさんあるけど、同じ本ばっかりこんなに何冊も要る?」とか「新版があるから古い版は捨てていいよね」とか言われて「いやいやいや!小田島雄志訳と福田恆存訳と松岡和子訳はぜんぜんちがうでしょ!」とか「いやいやいや!旧版にしかない情報もあるので!」と力説して「目録担当者めんどくせえ」と白い目で見られております…。
アメリカのZ世代(2022年時点で13~25歳)やミレニアル世代(同26~40歳)の図書館利用の実態がおもしろい。なかなか意外な結果になっているし、アメリカ図書館協会(ALA,American Library Assoxiation)の提言も、日本の本好きがよく言うステレオタイプな「図書館かくあるべし」論とは違うものだ。 Z世代が図書館を利用するためには、物理的なスペースと印刷物が必要 ALAからポートランド州立大学のカティ・インマン・ベレンス(Kathi Inman Berens)、レイチェル・ノオルダ(Rachel Noorda)による『Z世代とミレニアル世代公共図書館の利用方法とメディア利用による識別』(Gen Z and MillennialsHow They Use Public Librariesand Identify Through Media Use)が発表された。 この
「書店・図書館等関係者における対話の場」は、出版文化産業振興財団(JPIC)、日本図書館協会、文部科学省総合教育政策局の連携の事業。書店や出版社、公共図書館、学識経験者らで構成され、2023年10月から24年3月まで4回にわたって開催された。4月1日に発表された「まとめ」では、これまでの議論で得られた現状や課題に関する共通認識や書店と図書館の連携方策が提示されている。 興味深いのは「複本問題」について。公共図書館がベストセラーを大量に所蔵して貸し出し、書店の経営や作家の生活を圧迫しているという批判は、20年以上前から続く。一部の書店や出版社からは、複本制限や貸し出し猶予期間の設置などを求める声もあった。しかし「まとめ」ではベストセラー本の複本は平均1.46冊で、約6割の図書館の複本は「2冊未満」で過度とはいえない状況にあるとした上で、実証研究に基づいて「全体として図書館による新刊書籍市場の
博物館・美術館、図書館、公民館、劇場・ホールが 居場所となり、出番をつくる。 文化施設を社会的共通資本として営む、 成熟社会のまちづくり新スタンダード。 成熟期にあるこれからの日本では、博物館や美術館はもとより、図書館、劇場・ホール、公民館、福祉施設、教育施設、アートプロジェクトなどの文化的な営みや文化資源の集積が、地域づくりの重要な役割を果たすのではないだろうか。文化活動が地域に新たな価値をもたらし、住民の自治を育み、地域づくりの基盤をなすことが期待される。 その流れにあって、近年、文化施設の総体を「文化的コモンズ」と捉え、議論をする機運が生まれている。この概念が分野の境界を越えて人びとを結びつけ、地域の活動に新たな価値をもたらしている。 本書は、日本の文化施設の成り立ちをふりかえり、役割や意義を論述するとともに、過去の例に学び、成功例を示し、新たなパースペクティヴを得ることをめざしてい
電子書籍が図書館にとって頭痛の種となっている──。複数の米図書館職員から、そうした声が上がっている。写真は地下鉄のホームで電子書籍を読む人。2011年3月、マサチューセッツ州ケンブリッジで撮影(2024年 ロイター/Brian Snyder) [ワシントン 21日 ロイター] - 電子書籍が図書館にとって頭痛の種となっている──。複数の米図書館職員から、そうした声が上がっている。紙の本のように紛失や破損の心配はないものの、電子出版社側から高額かつ制限の伴うデジタルライセンス契約を要求されているという。 「1回貸し出されるごとに料金を支払わなければならず、保有できる部数にも重大な制限が設けられている。他にも電子書籍ならではの特殊な問題が数多く存在する」と司書のアリソン・マクリーナ氏は言う。同氏は活動団体「図書館の自由プロジェクト(LFP)」のディレクターも務めている。 電子書籍やオーディオブ
公立図書館で、電子書籍サービスを導入する動きが広がっている。インターネットを通じてパソコンやスマートフォンなどさまざまなデバイス上で24時間365日利用でき、開館日を気にしたり、資料を返却に行く手間もかからない。「電子書籍はよく分からない」という人こそ試してみてはどうだろう。 期限には自動で返却 群馬県内では現在、県立図書館のほか、前橋、藤岡、富岡、みどり、甘楽の5市町の図書館が電子書籍サービスを導入している。県立図書館では、同館のホームページ(HP)を通じて利用者が専用サイトにアクセスすることで電子書籍を閲覧できる。5市町は「電子図書館」のサイトを開設し、紙の書籍と同様に電子書籍を期間限定で貸し出す仕組みになっている。 県立図書館の電子書籍サービス。参考書や学術書が充実している 利用できるのは、原則として各図書館の貸し出しカードを持っている人。カードは周辺市町村の住民でも作れるが、図書館
株式会社秀和システム(東京都・代表取締役会長兼社長 上田智一)は、2024年1月30日、新刊『読書が苦手だった司書が教える 世界一かんたんな図書館の使い方』を発刊します。 著者は図書館の司書として、あらゆる専門分野の情報を集める方法や、引き出す方法を心得ています。ただ、じつは著者は読書が苦手……。そんな彼女が教えてくれる検索術は、難しい本で紹介されている方法とは違う、非常にかんたんな方法です。 また、せっかく図書館に来て頂けたのに、自分が探している本を見つけることができず、お困りだった学生さんを何人も助けてきました。検索も大事ですが、その前に活用、いかに図書館を自分の思い通りに使えるか、そのほうが先なのです。 「読みたかった本に秒で出会える」 「知りたい情報が確実に引き出せる」 「自由研究やレポート提出が楽になる」 「読書や調べものが得意になる」 ぜひこの機会に、”世界一かんたんな図書館の
出版取次最大手の日販(日本出版販売)が発行した『出版物販売額の実態2023』によると、22年度の出版物のインターネット経由での販売額は書店経由での販売額を超えた。紙の書籍・雑誌に限ると、書店ルートの推定販売金額は8157億円だったのに対しネット経由は2872億円と依然として書店経由が圧倒的に多いが、電子出版物が6670億円と推定される。購入ルート別ではネット経由(紙の本+電子出版物)がリアル書店を超えたことになる。書店ルートは縮小し、ネットルートが伸びる傾向は今後も変わらないだろう。 リアル書店からネット書店や電子出版物へと消費者が流れる原因のひとつに、リアル書店における在庫情報の不備が挙げられる。ネットで在庫情報を公開している書店も一部にはあるが、まだまだ少数で、各店を横断的に検索するのも難しい。1冊の本を探して何軒もの書店をハシゴした経験のある人は多いだろう。だからつい「急ぎの本はネッ
追記(00:35):id:Falky氏のブコメのおかげで、複数のブコメにある謎の誤読の理由がやっとわかったのでタイトル修正。 (ついでに、誤字修正したつもりが誤って再投稿となりしばらく二重投稿状態だったことに気づいた、すまぬ) https://twitter.com/kanose/status/1732048986259988949 抽象的にまとめれば、どちらも「本を焼く」行為である。ダブルスタンダードでは? この論法の根本的な欠陥は、敵対する論者の思想信条に対する軽薄な理解で、ただ揚げ足を取ろうとしているところだ。 言論の自由を重んずる立場として、「SNS批判殺到で出版停止」といった動きはすべて倫理的問題を含んでいると私は認識しているし、『ゲームの歴史』の絶版時にもその認識の元で行動した。 『ゲームの歴史』の批判者としてもっともPVを集めた岩崎啓眞氏もこう述べる。 KADOKAWAの騒ぎ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く